旧下関市立水族館(通称:くじら館)は、かつて下関市の名所であったが、現在では心霊スポットとして噂されている。この場所では、夜間になると電気が点灯し、クジラの泣き声や人の声が聞こえるなど、不気味な現象が報告されている。今回は、くじら館(旧下関市立水族館)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
くじら館(旧下関市立水族館)とは?

くじら館は、山口県下関市にかつて存在した水族館の施設で、1958年に開設された。
これは下関市立水族館の一部として、別館としての役割を果たしていた。
その特徴的な部分は、鯨に関連する展示物や資料が集められた「くじら館」と呼ばれる区域であり、捕鯨の歴史に関連した展示も行われていた。
特に大きな鯨の模型が館内のシンボルとして人々に親しまれていた。
しかし、1999年に発生した台風18号による大きな被害を受け、下関市立水族館全体が閉館。
その後、移転・改築されて下関市立しものせき水族館(海響館)が新たに開館されることになったが、くじら館だけは残され、その後、関見台公園内に取り残された形となる。
この施設跡地が、現在では不気味な心霊スポットとして噂されるようになった。
くじら館(旧下関市立水族館)の心霊現象
くじら館で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 夜になると館内の電気がつく
- クジラの泣き声や人の声が聞こえる
- クジラ館に向かってお経を唱える人物が現れる
- 物体が動く、消えるなどの不明な現象が発生する
これらの現象は多くの目撃情報に基づいており、特に夜間に訪れるとその不気味さが一層強くなると伝えられている。
以下、これらの怪異について記述する。
夜の電気と声
夜、くじら館の施設に誰もいないはずなのに、館内の電気が突然点灯し、クジラの泣き声や人の声が響くという現象が報告されている。
これらの声は、誰もいない館内から聞こえてくるため、非常に不気味な体験として目撃された。
お経を唱える人物
ある訪問者は、くじら館の近くで不審な人物に遭遇したという。
その人物は、くじら館に向かって手を合わせ、お経を唱えていたと言う。
後にその人物から、過去に台風によって水族館が破壊され、その後の怨霊がこの場所に宿っているという話を聞いたという。
しかし、本人はその後、場所を離れた際に振り返ると、その人物の姿が消えていたという。
物体の不明な動き
また、展示物や周辺の物体が動いたり、消える現象も発生している。
無人のはずの場所で、展示ケースが突然開いたり、展示物が無断で動くという事例が報告されている。
こうした現象は、施設が放置されていたことに由来するのか、それとも何かしらの霊的な力が作用しているのか、はっきりとは分かっていない。
くじら館(旧下関市立水族館)の心霊体験談
奇妙な声と足音
「夜中にくじら館に訪れた際、館内で誰もいないのに足音や声が聞こえてきた。最初はスタッフの人がいるのかと思っていたが、誰もおらず、その声や足音がどこから来ているのか全く分からなかった。」
不審な人物との遭遇
「近くに行ったとき、ひとりの男性がくじら館の前で手を合わせてお経を唱えているのを見かけた。最初はただの宗教的な行動かと思ったが、話を聞くと、この場所にいる霊的な存在について語り始めた。その後、振り返ったとき、彼の姿が突然消えていた。」
電気の不思議な点灯
「深夜、くじら館の周りを歩いていると、建物の中から電気が点灯し、その後すぐに消えた。また、館内からは誰かの声が聞こえてきたような気がしたが、周囲には誰もいなかった。」
くじら館(旧下関市立水族館)の心霊考察
くじら館にまつわる心霊現象は、その歴史的背景から考えると納得できる部分もある。
台風18号による壊滅的な被害を受けたこの水族館は、その後放置されることになり、施設が時間とともに荒れ果てていった。
その間に、何らかの霊的な存在が宿る環境が作られていったのかもしれない。特に、この場所にかつていた多くの動物たちの霊的な影響が考えられる。
例えば、鯨の霊がその場に留まっている可能性があり、動物霊の中でも鯨やイルカなどの大きな哺乳類は強いエネルギーを持っているとされる。
また、お経を唱えていた人物の話からも、何か強い霊的な力が作用していることが伺える。
施設が廃墟化し、歴史的な背景が霊的なものと結びつくことにより、心霊現象が発生しているのではないかと推測される。
くじら館は、パワースポットではないが、霊的なエネルギーが強く集まる場所である可能性が高い。そのため、心霊現象を避けたいのであれば、安易に立ち入ることは避けるべきである。
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