神奈川県相模湖沿いにあるこのホテルは過去に「ホテル天湖」や「相模湖ローヤルA館」などと名前を変えながら運営されていたが、2008年に廃業し、現在では「悪魔城」として恐怖のスポットとなっている。今回は、廃墟ホテル「ホテル・ローヤル」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテル・ローヤルとは?
ホテル・ローヤルは、相模湖の美しい景観を望む崖の上に建っていたが、経営困難により2008年に閉業した。
8階建ての巨大な建物はかつてラブホテルとして人気を誇ったが、現在では廃墟となり、霊感の強い者には恐怖の象徴として知られている。
ホテルが廃業した背景には、母子心中事件やその後の怪奇現象が関係していると言われており、この場所には多くの心霊マニアや肝試し目的の訪問者が後を絶たない。
ホテル・ローヤルの心霊現象
ホテル・ローヤルで報告されている心霊現象は、次の通りである。
- 無数の手形が窓ガラスに現れる
- 肩の重さや頭痛を感じる
- 小さな女の子や女性の霊が徘徊している
- 406号室でのポルターガイストや女性のすすり泣く声
これらの現象は特に夜間に集中しており、霊感の強い者たちは、近づくだけで不調を感じることが多い。
このホテルにまつわる最も有名なエピソードは、数十年前に起きた母子の心中事件である。
母親は子供を連れて最後の旅行に出かけ、このホテルに泊まった後、相模湖で入水自殺を遂げた。
彼女の霊と子供の霊は今もホテル内に留まり、夜になると廊下や部屋で目撃されることがある。
特に、406号室では不気味な現象が多発しており、ラップ音やポルターガイスト現象、さらにはすすり泣く女性の声が聞こえることが報告されている。
ある訪問者は、この部屋の前に立った際にドアが突然開き、部屋の中からすすり泣く声が響いたため、恐怖でその場を立ち去ったという。
また、別の訪問者は階段で小さなびしょ濡れの女の子を見たと証言している。
さらに、車で訪れた者たちは、車の窓に「また来てね」という赤い文字が現れるという不気味な現象に遭遇しており、これにより車を廃車にしたという話もある。
ホテル・ローヤルの心霊体験談
ある深夜、訪問者たちは母子が泊まったという4階の406号室を訪れた。
階段を上るにつれて、肩が重く呼吸が苦しくなると感じ、406号室に近づいた瞬間、ドアが勝手に開いた。
中からは女性のすすり泣く声が聞こえ、恐怖で急いで逃げ出したという。
この訪問者たちは、帰りの車でさらに不気味な体験をする。
窓に「また来てね」と赤い文字が浮かび上がり、車を廃車にする羽目になったが、それ以上の不幸は幸いにも訪れなかったという。
ホテル・ローヤルの心霊考察
ホテル・ローヤルで起きている怪奇現象は、母子の心中事件が深く関与していると考えられている。
彼女たちの無念がホテルに残り、訪れる者たちに恐怖を与えているのだろう。
また、ホテルの荒廃した状態や「悪魔城」としての呼び名が、心霊現象の目撃談をさらに強化しているとも言える。
この場所は多くの心霊マニアにとって魅力的なスポットだが、実際に訪れる際には十分な注意が必要である。
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