この山は、歴史的な祭事が行われる一方で、かつて多くの自殺者を出した悲しい過去を持ち、心霊現象が起こる場所としても知られている。今回は、神奈川県大磯町にある「神揃山」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
神揃山とは?
神揃山(かみそろいやま)は、神奈川県大磯町国府本郷に位置する山で、毎年5月5日に行われる「国府祭(こくふさい)」で知られている。
この祭りは、五社の神々がこの山に集まり、神事が行われる古来から続く伝統的な祭りだ。
神揃山は、古くから神々の集う神聖な場所として地元に伝えられている。
しかし、この神聖なイメージの裏には、悲しい過去が存在する。
明治から昭和初期にかけて、神揃山では首吊り自殺が頻発し、多くの命が失われたと言われている。
自殺者の霊が今もこの場所に留まっていると噂され、心霊スポットとしても知られるようになった。
神揃山の心霊現象
神揃山で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 黒い人影の目撃
- 白いオーブの出現
- ラップ音(不思議な音)
- 廃屋「科学者の家」での幽霊の噂
神揃山で最も多く報告されている心霊現象は、黒い人影と白いオーブの目撃談である。
特に夜間、この山を訪れた者が黒い影を見た、または白い光の球が横切るのを目撃したと語ることが多い。
さらに、周囲から不自然なラップ音(何もない場所から聞こえる叩く音や歩く音)が聞こえることがあり、恐怖を感じたという体験談が後を絶たない。
また、山中にある「科学者の家」と呼ばれる廃屋も心霊スポットとして有名だ。
この廃屋では、かつて動物実験が行われていたとか、人を監禁して人体実験がされていたというウワサが飛び交っている。
このような不気味な話が広まった背景には、廃屋自体の不気味な雰囲気が大きく影響しているだろう。
実際には真偽のほどは不明であるが、この場所では強い霊的な気配を感じる者が多いという。
神揃山の心霊体験談
神揃山での心霊体験談の一つには、夜中に山を歩いていた際、突然背後から黒い影が追ってきたという話がある。
その影は徐々に近づいてきて、急に消えてしまったという。
また、別の体験者は、静かな夜に山を歩いていると、誰もいないはずの場所から足音が聞こえ、逃げるようにその場を去ったという。
神揃山の心霊考察
神揃山の心霊現象は、この場所がかつて自殺の名所であったという歴史と深く関係していると考えられる。
自殺者の霊は未だ成仏できず、この山に留まっているのかもしれない。
また、「科学者の家」という廃屋の存在が、より一層この山を不気味な場所として印象付けている。
実際にこの場所を訪れると、日中は何も感じない者でも、夜になると不気味な気配を感じることが多いという。
神揃山は歴史的な場所であるが、そこに隠された暗い過去を知った上で訪れるべき場所である。
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