横浜市栄区に位置する瀬上池は、市民の憩いの場として知られているが、その静かな自然の裏には数多くの心霊現象が語り継がれている。今回は、この瀬上池とその周辺で語られるウワサの心霊話を紹介する。
瀬上池(瀬上市民の森)とは?
瀬上池は横浜市栄区にある瀬上市民の森の中に位置し、周辺の自然と調和した景観が魅力の場所である。
江戸時代末期から明治初期に造られたとされ、今では多くの市民が散策や自然観察を楽しむ場所となっている。
しかし、この美しい池には恐ろしい過去が隠されているとされ、特に母子の無理心中や戦国時代の武士たちの霊が現れるという噂が絶えない。
瀬上池(瀬上市民の森)の心霊現象
瀬上池では、以下のような心霊現象が目撃されている。
- 母親と子供の霊が出没する
- 池の水面に顔が浮かぶ
- 武士の霊が鎧姿で現れる
- 不気味な足音や話し声が聞こえる
瀬上池では、特に母子の霊がよく目撃される。
これは、かつて母親が幼い息子と無理心中を図り、この池に身を投げた事件に由来するという説がある。
池のほとりを散歩していた人々が、「こんにちは」と親子に声をかけると、悲しそうな顔をして振り返り、そのまま姿を消してしまうという目撃談がいくつか報告されている。
また、夜間になると、池の水面に無数の顔が浮かび上がるという現象が頻発する。
この現象を目撃した人々は、その顔がかつてここで亡くなった者たちの霊であると信じている。
さらに、鎧姿の武士の霊が現れるという報告もあり、これは鎌倉が近いことから、かつての戦国時代の名残とされている。
瀬上池(瀬上市民の森)の心霊体験談
ある中学生が、自然観察の授業で瀬上池を訪れた際、森の中へ入っていく母親と男の子を目撃した。
しかし、その場所は人が立ち入ることが不可能な崖であり、不思議に思って後を追ってみたものの、親子の姿は忽然と消えていたという。
また、地元の消防団が池を見回っていた際、池の真ん中に立つ母子の姿を見たが、彼らは池の中に消えていったという。
瀬上池(瀬上市民の森)の心霊考察
瀬上池での心霊現象は、歴史的な背景や無理心中の悲劇に由来していると考えられる。
池の静けさや周囲の自然が、不安を増幅させ、霊的な存在が現れやすい環境を作り出しているともいえる。
また、戦国時代に関連する武士の霊や、かつて風葬が行われていた地であったことが、霊的エネルギーの集中を引き起こしているのかもしれない。
瀬上池は、普段は市民の憩いの場として親しまれているが、夜になるとその静寂の中に隠された恐怖が現れるという。
訪れる際は、特に夜間の散策には十分な注意が必要である。
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