座間市の芹沢公園には、戦時中の地下工場跡があり、その付近で霊が出るとウワサされている。今回は、芹沢公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
芹沢公園とは?
芹沢公園は、神奈川県座間市栗原に位置する自然豊かな公園で、家族連れやピクニックを楽しむ人々が多く訪れる場所である。
しかし、この公園の歴史は意外にも暗い一面を持つ。
戦時中、昭和19年(1944年)に本土空襲が激しくなり、高座海軍工廠の分散化と地下工場化が進められた。
その一環で建設されたのが、この公園に残る「高座海軍工廠芹沢地下工場(中丸地下工場)」である。
この地下工場は、当時1万人規模の工員が動員され、台湾出身の少年工が8割を占めたと言われている。
また、著名な作家である三島由紀夫も当時、東京帝国大学の学生としてこの工場の建設に従事しており、その体験は彼の著書『仮面の告白』にも記されている。
芹沢公園の心霊現象
芹沢公園でウワサされている心霊現象は以下の通りである。
- 戦時中に亡くなった人々の霊の目撃談
- 自殺者の霊が出没
- 戦争犠牲者のすすり泣きの声が聞こえる
- トンネル内で異常な寒気や重い雰囲気を感じる
芹沢公園で最も多く語られているのは、自殺者の霊の目撃談である。
この公園には、過去に自殺があったとされ、特に地下工場跡やその周辺で亡くなった人々の霊が見られるという。
工場の建設当時、命を落とした者や過酷な労働に耐えられなかった者の魂が未だにこの場所をさまよっているのかもしれない。
また、戦時中にここで働いていた台湾出身の少年工や日本人労働者たちの霊が地下工場跡で目撃されることもあるという。
彼らの霊は、作業員の服装をしており、工場の入口付近に立っている姿が何度も報告されている。
さらに、トンネル内では異常な寒気や重い雰囲気が感じられると多くの訪問者が証言している。
特に、夜中にこの公園を訪れると、空気が異様に冷たくなり、視線を感じるという。
芹沢公園の心霊体験談
ある人が、夜中に公園の近くを散歩していた際、地下工場跡付近で突然身体が重く感じ、何者かに見られているような感覚に襲われたという。
また、別の体験談では、公園内のトンネルを通った際、耳元で誰かが囁くような声を聞いたという話もある。
また、地下工場の跡地では、戦争犠牲者のすすり泣きが聞こえたという証言も多く、昼間でもその不気味な雰囲気に圧倒される人が少なくない。
芹沢公園の心霊考察
芹沢公園が心霊スポットとしてウワサされるのは、その歴史的背景にある戦争の悲惨さが影響しているのかもしれない。
地下工場での過酷な労働や、戦時中の多くの犠牲者の魂が未だにこの場所に囚われている可能性がある。
特に、自殺や戦時中の死者が多く報告される場所として、この公園は霊的なエネルギーが集まりやすいのかもしれない。
戦争の記憶と共に、この場所には未だ成仏できない霊たちがさまよっていると言われており、特に夜間に訪れるとその存在を強く感じることができる
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