かつて神奈川県相模原市に存在したこの場所は、かつて病院として多くの患者を受け入れていたが、経営破綻や院長の失踪により廃業し、廃墟となった。その後、心霊スポットとして多くの肝試し愛好者や心霊マニアに訪れられ、数々の恐怖体験が語り継がれている。今回は、「相模外科病院跡地」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
相模外科病院跡地とは?
相模外科病院は、国道16号線に面し、相模大野駅から徒歩15分ほどの場所に位置していた。
白い3階建ての建物は、当時、24時間体制の救急病院として地域に根付いていた。
しかし、院長が突然失踪し、病院はそのまま放置されることになった。
噂によると、経理部長の資金持ち逃げ事件や、院長自身が借金問題で追い詰められたことが原因とも言われている。
廃墟となった病院は、やがて心霊スポットとして注目されるようになり、80年代から90年代にかけての心霊ブームにより、テレビ番組や心霊雑誌で取り上げられた。
心霊現象や怪奇現象の報告が相次ぎ、多くの心霊マニアが肝試しに訪れた。
そのため、廃墟は次第に荒廃し、不法侵入や落書きなどの被害が拡大した。
現在、病院は取り壊され、その跡地には住宅や駐車場が整備されているが、当時の恐怖体験は今も語り継がれている。
相模外科病院跡地の心霊現象
相模外科病院跡地で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 白いワンピースの女性の幽霊
- ライターの火が消える現象
- 窓から手を振る霊
- 首吊りの影
これらの現象は、病院が取り壊された現在でも、跡地を訪れる者に恐怖を与え続けている。
白いワンピースの女性の幽霊
病院内の階段や屋上に現れるという白いワンピースの女性は、多くの訪問者に目撃されている。
その姿は儚げで、顔は見えないが、どこか悲しそうに佇んでいるという。
彼女は階段の踊り場や屋上で、誰かを待っているかのように立っていることが多く、目撃者は強い寒気と共に圧迫感を感じると報告している。
ライターの火が消える現象
霊安室付近で起こる怪奇現象の一つとして、ライターを点火しようとすると、突然火が消えてしまうという事例が多い。
これは、霊の干渉や霊的なエネルギーの影響であると考えられ、霊感の強い人々はその場に立ち入ることさえ避けるべきとされている。
窓から手を振る霊
8人の若者が肝試しで訪れ、最上階の窓から手を振るという挑戦を行った際、4組目が無事に終わった後、ふと上を見上げると「5組目」が手を振っていたという。
この「5組目」の手を振る姿は、一度見たら忘れられない恐怖を訪問者に植え付けるという。
首吊りの影
病院の入り口付近で、首を吊った人の影が見えることがある。
この影を目撃した者は、強烈な恐怖感に襲われ、その場から動けなくなるという。
この現象は、過去にこの場所で実際に首吊り自殺があったという噂と結びついており、未だに成仏できない霊がこの場所に留まっているとされる。
相模外科病院跡地の心霊体験談
1991年の高校卒業式の夜、友人たちと病院を訪れた際、屋上に住みついていたホームレスに怒鳴られたという体験談がある。
また、国道16号を背景に撮影した写真に、無数の腕が写り込んだ心霊写真が撮影されたという報告もあり、その場にいた全員が恐怖で震え上がったという。
また、別の訪問者は、入り口付近で首を吊った影を見た直後、激しい頭痛に襲われ、しばらくの間体調不良に悩まされたという。
相模外科病院跡地の心霊考察
相模外科病院跡地における心霊現象は、病院として機能していた時代の患者や関係者の怨念が深く関わっていると考えられる。
白いワンピースの女性や首吊りの影、そしてライターの火が消える現象は、いずれも未練を残した霊たちが今もこの場所に留まり続けていることを示唆している。
また、病院跡地が取り壊されてもなお心霊現象が続いていることは、ここに残る霊的な力が非常に強いことを物語っている。
現在は跡地に住宅や店舗が立ち並んでいるが、夜にこの場所を訪れる者は、その場の雰囲気に異様な寒気を感じるという。
訪れる際は、過去の悲劇を尊重し、軽い気持ちで肝試しに行かないことを心掛けるべきである。
コメント