朝倉病院

かつて埼玉県春日部市に存在した朝倉病院は、多くの不審死と医療の不正行為が発覚し、大きな社会問題となった。この病院で起きた恐ろしい出来事が、今もなお心霊現象として語り継がれている。今回は、朝倉病院にまつわるウワサの心霊話を紹介する。

朝倉病院とは?

朝倉病院の跡地

朝倉病院は、埼玉県春日部市にかつて存在した精神科病院である。

開院当初は「朝倉記念埼玉病院」として結核患者のサナトリウムとして利用され、俳優の渥美清が結核治療のために入院していたこともある。

その後「南埼病院」、「朝倉病院」へと名前を変え、1990年代には精神科と内科の病院として運営されていた。

特に、他の病院が受け入れを拒むような身寄りのない高齢者や生活保護受給者、合併症を持つ精神病患者などが多く入院しており、最後の受け皿として機能していた。

しかし、2001年に病院内での非人道的な医療行為が元職員の告発によって明らかとなり、40名以上の患者が不審な死を遂げていたことが判明。

患者への不必要な医療処置や診療報酬の不正請求が発覚し、社会的に大きな問題となった。

その結果、病院は同年7月に閉鎖され、患者たちは他の医療施設に転院を余儀なくされたが、120名以上の患者の転院先が見つからず、混乱が続いた。

朝倉病院の心霊現象

朝倉病院で報告されている心霊現象は以下の通りである。

  • 看護師の霊の目撃
  • 不審死を遂げた患者の霊
  • 廊下での異音
  • うめき声が聞こえる

これらの心霊現象は、病院で起きた事件の恐ろしさを物語っている。

看護師の霊の目撃

朝倉病院の廃墟を訪れた人々の間では、1階の階段に大きな鏡があり、そこにナース姿の霊が映り込むというウワサがある。

この霊は、かつての病院職員や、患者を見守り続ける看護師の霊であるとも言われ、その姿を見た者は恐怖のあまり気を失うこともあるという。

不審死を遂げた患者の霊

この病院では、手足を拘束されたまま亡くなった患者が多く、彼らの無念が病院内に残り、霊となって現れるとされている。

特に夜になると、病室や廊下で苦しげな表情の霊が目撃され、彼らの亡霊が訪問者に何かを訴えかけるように近づいてくるという​。

廊下での異音

病院が廃墟となった現在でも、夜になると誰もいない廊下から点滴台が動く音や、重い足音が聞こえることがある。

この音は、かつて無理やり点滴を受けさせられた患者たちの怨念が、今もなお病院内に残り続けていることを示していると言われている。

うめき声が聞こえる

病院跡地では、夜になると「助けて」と叫ぶ声や、苦しげなうめき声が聞こえることがある。

この声は、事件の犠牲者となった患者たちの魂が今も救いを求め続けている証拠であり、心霊スポットとして訪れる者に強烈な恐怖を与える​。

朝倉病院の心霊体験談

朝倉病院を訪れた者たちの中には、恐ろしい体験を語る者が少なくない。

ある訪問者は、1階の階段に設置された鏡を見た際に、ナース姿の霊が立っているのを目撃し、その場で気を失ってしまったという。

また、廃墟となった病院の内部を撮影した映像には、終始砂嵐のようなノイズが映り込み、霊的な存在の干渉を受けていたことがうかがえる。

朝倉病院の心霊考察

朝倉病院で起こる心霊現象は、その過去の惨劇と密接に結びついている。

病院内で行われた非人道的な医療行為や、患者たちの無念の死が、この場所に強い霊的エネルギーを残しているのだろう。

また、院長をはじめとする責任者が適切な処罰を受けることなく、その後も他の病院で同様の医療行為を行っていたことも、亡霊たちの怨念を深める原因となっているかもしれない。

この病院跡地は現在、商業施設として整備されているが、周囲にはかつての惨劇を思わせる不穏な空気が漂っている。

朝倉病院は、その過去の歴史と現在の心霊現象が複雑に絡み合い、訪れる者に強烈な恐怖を与え続ける場所である。

興味本位で訪れることは避けるべきであり、特に夜間の訪問は危険を伴うだろう。

朝倉病院の地図

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