千葉県鴨川市にある「御嶽教大山祗神社」は、荒れ果てた廃神社として不気味な雰囲気が漂い、心霊スポットとして恐れられている。訪れた者が霊的な存在を感じたり、異様な気配に包まれるなどの怪異が報告されており、恐怖を呼び起こす神秘的な場所である。今回は、御嶽教大山祗神社のウワサの心霊話を紹介する。
御嶽教大山祗神社とは?
御嶽教大山祗神社は、千葉県鴨川市天津、林道天津線沿いに位置する神社である。
この神社はもともと江戸時代に建立され、山の神「大山祇神(おおやまつみのかみ)」と「滑山大明神(ぬかりやまだいみょうじん)」を祀っていた。
しかし、1868年に神仏分離令が発令されると、「滑山教会所」と名称を変え、その後、教派神道の御嶽教の傘下に入り「御嶽教大山祗教社」となったという。
神社が廃止された時期については諸説あるが、1958年に廃社となり、その後も教主が1980年代まで存命だったとも言われ、長らく信仰の対象となっていた可能性がある。
年月の経過により神社は荒れ果て、藪に覆われた境内には狛犬や手水舎がわずかに確認できるのみで、社殿は2019年ごろに完全に倒壊している。
東日本大震災の影響も加わり、社殿の崩壊が一層進み、現在ではその存在を知る者だけが訪れる廃墟と化している。
御嶽教大山祗神社の心霊現象
御嶽教大山祗神社で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 境内をさまよう「霊的な存在」
- 薄暗い林道沿いに現れる「白い影」
- 狛犬に宿る「不吉な気配」
- 深夜に響く「不思議な物音」
これらの現象が、荒廃した神社と相まって訪れる者に強烈な恐怖を与えている。
神社の境内では、説明しがたい霊的な気配を感じることが多いとされる。
特に、夜間に神社へ向かう林道で「白い影」が現れることがあり、これが「神社の守護霊」や「神の使い」ではないかと噂されている。
また、狛犬には強い不吉なエネルギーが宿っていると言われ、そばに立つと重苦しい空気がまとわりつくような感覚に襲われるという報告もある。
さらに、社殿の倒壊とともに霊的な存在が解き放たれ、参拝者に対して警告を発しているかのような現象も見られる。
神社内では物音やささやき声が聞こえるといい、訪れる者の背後に見えない存在が忍び寄ってくるという恐怖体験が語られている。
御嶽教大山祗神社の心霊体験談
この場所を訪れた人々の証言には、心霊現象に遭遇したという恐怖の体験が多く含まれている。
ある訪問者は、昼間でも陰鬱な雰囲気を感じ、足を踏み入れた瞬間に強烈な寒気に襲われたと証言している。
また、霊感のある者は、狛犬の近くで「何かがいる」という不安に駆られ、早々に退散せざるを得なかったという。
特に夜間に訪れると、見えない存在に囲まれ、重苦しい気配を感じることが多いとされる。
御嶽教大山祗神社の心霊考察
御嶽教大山祗神社で起きる心霊現象は、長年にわたって放置された神社が持つ独特の「負のエネルギー」によるものと考えられている。
神社が廃れて以降、訪れる者がほとんどいなくなり、周囲の自然と融合することで霊的なエネルギーが蓄積された可能性がある。
また、荒れ果てた神社と不気味な林道が一体となり、霊的な存在が引き寄せられているのではないかとも言われる。
現在、御嶽教大山祗神社は人が訪れることが少なく、その静寂の中に残された霊的なエネルギーが、訪問者に不吉な気配を感じさせ続けている。
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