静かな自然が広がる蛇尾川河川敷。しかし、この場所には水死した親子や過去の焼死事件にまつわる恐ろしい心霊現象のウワサが絶えない。今回は、蛇尾川河川敷のウワサの心霊話を紹介する。
蛇尾川河川敷とは?
栃木県大田原市を流れる蛇尾川(さびがわ)は、標高1908mの大佐飛山を源流とする大蛇尾川と、標高1849mの日留賀岳から流れる小蛇尾川が合流してできた川である。
その下流に位置する河川敷は、地元住民や観光客の憩いの場として知られているが、一方で恐ろしい心霊スポットとしても語り継がれている。
蛇尾川は災害の歴史も深い。
2019年の台風19号では堤防が決壊し、近隣の農作物や生活に大きな影響を与えたが、人的被害はなかった。
しかし、蛇尾川河川敷には別の「暗い歴史」が存在する。
1988年、この地で発生した焼死事件は地域に大きな衝撃を与えた。
通報を受けた警察が発見したのは、黒焦げになった軽自動車とその中で焼死していた女性の遺体。
事件は心中として語られる一方で、殺人事件として裁かれ、周囲には恐怖と疑念を残した。
この事件以降、蛇尾川河川敷は心霊スポットとして語り継がれるようになった。
蛇尾川河川敷の心霊現象
蛇尾川河川敷の心霊現象は、
- 親子連れの霊が全身ずぶ濡れの姿で現れる
- 夜間、子供の不気味な笑い声が聞こえる
- 川辺で霊に引きずり込まれる感覚を覚える
- カメラに人影や異常な光が写り込む
である。
親子連れの霊
蛇尾川河川敷で最も有名なのが、水死した親子の霊である。
昔、溺れた子供を助けようとした母親が川に飛び込み、共に命を落とした事故があったと言われている。
この親子の霊が現れるのは深夜2時ごろ。千丈橋付近で目撃されることが多く、全身ずぶ濡れのまま佇む親子の姿は見る者に底知れない恐怖を与えるという。
子供の笑い声
親子の霊に関連するものなのか、深夜の河川敷では不気味な子供の笑い声が聞こえることがある。
声の発生源を探しても誰もおらず、笑い声は徐々に背後から近づいてくる感覚を覚えるという。
川へ引きずり込む霊
河川敷を訪れた人々の中には、突然足をつかまれ、川へ引きずり込まれるような感覚を訴える者もいる。
特に水辺近くで体験することが多く、霊の仕業ではないかと恐れられている。
写真に写り込む異常
蛇尾川河川敷で写真を撮影すると、不可解な影や光が写り込むという。
あるグループが撮影した写真には、ずぶ濡れの人影がはっきりと写り込んでおり、その場にいた全員が身震いしたという。
蛇尾川河川敷の心霊体験談
ある若者グループが肝試しで訪れた際、深夜の千丈橋付近で写真を撮影したところ、濡れた親子の姿が写り込んでいた。
彼らは恐怖のあまり写真を削除したが、その後数日間にわたり奇妙な体調不良に悩まされたという。
また、川辺で子供の笑い声を聞いた者もおり、川へ近づくと異様な寒気に襲われたと証言している。
蛇尾川河川敷の心霊考察
蛇尾川河川敷における心霊現象は、水難事故や過去の事件に起因している可能性が高い。
特に、親子の霊が現れる話は、水難事故で命を落とした人々の未練や苦しみを象徴しているのかもしれない。
また、1988年の焼死事件の影響も考えられる。
この地で起きた悲劇的な出来事が、霊的な痕跡を残しているとする説は有力である。
蛇尾川河川敷は、静かな自然の中に潜む恐怖を感じさせる場所である。
水辺の美しさとは裏腹に、そこに漂う霊たちの話は訪問者に深い印象を与える。
肝試しや心霊スポット探索をする際は、軽い気持ちではなく、慎重に行動するべきであろう。
蛇尾川には、未だ多くの謎と恐怖が秘められている。
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