栃木県日光市に位置する「ホテルセシール」は、かつて営業していたラブホテルの廃墟である。現在ではその荒廃した姿と心霊現象の噂から、廃墟マニアや心霊スポットを巡る人々の注目を集めている。今回は、ホテルセシールにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテルセシールとは?
ホテルセシールは、国道119号線沿いに位置するラブホテルである。
派手な黄色とピンクの外観が特徴で、1988年10月から1995年10月の間に営業を開始したとされる。
しかし、正確な廃業時期は不明であり、少なくとも2017年の時点で閉業していることが確認されている。
建物は現在も現存しており、2019年には敷地内に雑草が生い茂り、裏側のゲート前には廃車が放置されている状況だった。
しかし、2022年時点では廃車が撤去されている。
外観は管理されている様子が見られるものの、内部の状況については詳細な情報は乏しい。
この廃墟には一部で心霊スポットとしての噂があり、特に「カップルの霊」や「女性のうめき声」が聞こえるといった現象が報告されている。
ホテルセシールの心霊現象
ホテルセシールで報告されている心霊現象は以下の通りである。
- カップルの霊の目撃
- 女性のうめき声が聞こえる
- 突然の寒気や異常な音
- 廃墟内の特定の部屋で感じる不気味な気配
これらの現象について、次項で詳細に述べる。
カップルの霊の目撃
ホテルセシールの敷地内で、手を繋いだカップルの霊が目撃されることがある。
この霊は、建物の入り口付近や廃墟内を歩く姿が確認されているが、近づこうとすると消えてしまうという。
また、霊の表情は無表情であり、その姿を目撃した人々は強い恐怖を感じたと語っている。
女性のうめき声が聞こえる
ホテルセシールで最も多く報告されている現象が「女性のうめき声」である。
廃墟内を探索していると、突然女性の苦しそうな声が聞こえ、周囲には誰もいないことが確認されている。
この現象を捉えた動画も存在し、視聴者の間で「体調不良を引き起こす」として話題になっている。
突然の寒気や異常な音
廃墟内に入ると、突如として強い寒気に襲われるという報告がある。
また、物が落ちる音や扉が勝手に閉まる音が聞こえることもあり、これらの現象は廃墟独特の恐怖感を増幅させている。
廃墟内の特定の部屋で感じる不気味な気配
廃墟内の特定の部屋に入ると、強烈な視線や気配を感じるという。
特に夜間に訪れると、その部屋で身動きが取れなくなるような重い空気を感じると語られている。
ホテルセシールの心霊体験談
体験談1:カップルの霊を目撃
廃墟内を探索していた若者が、建物の入り口付近でカップルの霊を目撃。
手を繋いで歩く姿を見たが、次の瞬間には消えてしまい、その場に恐怖を覚えて逃げ出したという。
体験談2:女性のうめき声を聞く
深夜に建物を訪れた男性が、廃墟内で女性の苦しそうな声を聞いた。
声は建物全体に響いていたが、どこから聞こえてくるのか分からず、強い不安を感じたという。
体験談3:扉が勝手に閉まる
昼間に訪れたカップルが、廃墟内の一室で扉が勝手に閉まり閉じ込められそうになったと語っている。
この現象に恐怖を感じ、すぐにその場を立ち去ったという。
ホテルセシールの心霊考察
ホテルセシールで報告される心霊現象は、過去の事件や事故と関連している可能性が指摘されている。
しかし、廃墟となる以前に重大な事件や事故が発生した記録は見つかっていないため、具体的な原因は不明である。
一方で、廃墟という特有の環境や、廃墟を訪れる人々の恐怖心が、これらの現象を引き起こしている可能性もある。
また、建物の荒廃した雰囲気や不気味な外観が、心霊現象の噂を助長していると考えられる。
さらに、2019年には不法侵入した配信者が生配信中に逮捕される事件が発生しており、この場所が一般的な廃墟とは異なる注目を集めていることも事実である。
ホテルセシールは、その荒廃した雰囲気と数々の心霊現象の噂から、廃墟マニアや心霊スポット好きの間で有名な場所である。
しかし、敷地内は管理されており、不法侵入は厳しく取り締まられている。
興味本位で訪れることは避け、廃墟や心霊スポットに対する敬意を持つことが重要である。
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