栃木県日光市の森にひっそりと佇む「ホテル アリスの森」。廃墟となったラブホテルでありながら、その名を聞くだけで背筋が凍るような心霊のウワサが絶えない。今回は、ホテル アリスの森にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテル アリスの森とは?
ホテル アリスの森は、栃木県日光市板橋にあったラブホテルである。
2階建ての建物を中心とした施設で、1970年前後に開業したとされる。
例幣使街道から少し外れた森の中に位置しており、土沢ICの南というアクセスの良い立地で営業していた。
電話帳への記載は2011年まで確認されており、その年に閉業したと見られている。
廃業理由についての公式な情報はなく、その背景は謎に包まれている。
現在も建物は現存しているが、荒れ果てた状態で、付近には雑草が生い茂り、管理のためのチェーンが張られている。
大きな損壊は見られないが、周囲の森に溶け込むような不気味な雰囲気を醸し出している。
この場所には特に事件や事故の記録は残されていない。
しかし、例幣使街道のウワサがこのホテルに新たな恐怖を付け加えている。
それは、首なしライダーの出現という噂話だ。
事故死したカップルの霊とされる首なしライダーが、このホテルにも現れるのではないかと恐れられている。
ホテル アリスの森の心霊現象
ホテル アリスの森で語られる心霊現象は以下の通りである。
- 廃墟内に現れる白い影
- 深夜に聞こえる足音
- 建物周辺で目撃される首なしライダー
- 不意に感じる冷気や悪寒
これらの現象を基に、恐怖の詳細を紐解く。
廃墟内に現れる白い影
建物内では、白い影がふらりと動くのが目撃されている。
その影は、壁をすり抜けるように現れたり消えたりを繰り返し、訪問者に強烈な恐怖を与える。
この影の正体は不明だが、かつてここで命を絶った人の霊である可能性が指摘されている。
深夜に聞こえる足音
深夜に廃墟を訪れた者たちの証言では、廊下や階段から「カツン、カツン」という足音が聞こえるという。
建物内を調べても誰もいないため、足音の正体は霊によるものではないかと噂されている。
建物周辺で目撃される首なしライダー
ホテル周辺では、例幣使街道の首なしライダーが現れるというウワサが囁かれている。
この首なしライダーは、事故死したカップルの霊であり、彼らの未練がこの地にも影響を及ぼしているのではないかとされている。
不意に感じる冷気や悪寒
訪問者の多くが、建物内で突然の冷気や悪寒を感じると証言している。
それはまるで何か目に見えない存在が背後に立ち、じっと見つめているような感覚だという。
ホテル アリスの森の心霊体験談
ある訪問者は、建物の2階で白い影を目撃した。その影は人のような形をしていたが、顔や手足の細部はぼやけていたという。
また別の者は、建物の外でエンジン音のないバイクが疾走するような光景を目撃した。その後振り返ると誰もいなかったという。
ホテル アリスの森の心霊考察
ホテル アリスの森は、長らく放置された廃墟というだけでなく、その孤立した立地や森の暗さが訪問者に強い恐怖を与えている。
白い影や足音などの現象は、この場所で何らかの不幸があったことを示唆しているのかもしれない。
さらに、例幣使街道の首なしライダーとの関連性は、このホテルが単なる廃墟ではなく、霊的エネルギーを引き寄せる場所であることを示している可能性がある。
首なしライダーの出現が、このホテル周辺で報告される心霊現象をさらに際立たせていると言える。
ホテル アリスの森を訪れる際は、その異様な空気感や霊的な噂話を念頭に置き、慎重な行動が求められる。
何よりも、廃墟の危険性を理解し、軽い気持ちで近づくべきではない。
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