かつて栃木県栃木市に存在した都賀病院は、「栃木三大廃病院」の一つとして知られ、心霊スポットとして多くの恐怖体験が語られてきた。今回は、都賀病院跡地のウワサの心霊話を紹介する。
都賀病院跡地とは?
都賀病院は1970年代後半に開設された病院で、正式名称は「百瀬病院」とされる。
この病院は内科や外科などの診療科を持つ総合病院であったが、1990年代初頭に新施設へ移転。その後、旧施設は放置され、廃墟と化していった。
廃墟となった都賀病院は、長年放置される中で落書きや破壊行為が横行し、心霊スポットとして注目を集めた。
また、病院の窓際で外を見下ろす女性の霊や、院内で目撃される患者の霊が語り継がれ、「恐怖の廃病院」として多くの心霊ファンを引き寄せた。
2012年までに建物は完全に解体され、現在では霊園として整備されている。
しかし、霊園周辺には今も不穏な空気が漂っていると言われる。
都賀病院跡地の心霊現象
都賀病院跡地で語られる心霊現象は以下の通りである。
- 自殺した元院長の霊の目撃
- 病気で亡くなった男の子の霊の目撃
- 病室から聞こえる重い物音(ラップ音)
- 女性の霊が窓際から外を見下ろしている姿
これらの現象は、解体される前の都賀病院で頻繁に報告されていた。
自殺した元院長の霊
都賀病院の心霊現象の中で最も有名なのが、自殺したとされる元院長の霊である。
廃墟時代、院長室と見られる部屋では「何かが見ている」との証言が多く、特に霊感の強い人はこの部屋で冷たい視線を感じたという。
元院長の霊がこの場所に未練を残しているのではないかと噂されている。
病気で亡くなった男の子の霊
病室で命を落としたとされる男の子の霊も、都賀病院の代表的な怪異として知られる。
この霊は白い服を着ており、夜間に病院内を歩いている姿が目撃されることが多かった。
訪問者の中には、この男の子の霊を見た後に体調を崩したという話もある。
病室から聞こえる重い物音(ラップ音)
廃墟となった都賀病院では、夜間に「ドーン」という重い音やラップ音が聞こえることが多々あった。
この音は、建物内のどこからともなく響き渡り、訪問者たちに強烈な恐怖を与えた。
女性の霊が窓際から外を見下ろしている姿
病院の窓際に立つ女性の霊も、多くの訪問者によって目撃されている。
彼女は無表情で外を見つめており、その姿は不気味で印象的だという。
この女性が生前どのような人物であったのかは明らかにされていない。
都賀病院跡地の心霊体験談
ある訪問者は、夜間に廃墟を訪れた際、窓際に立つ女性の霊を目撃したという。
彼女の姿は薄暗い中でもはっきりと見え、しばらくその場から動けなかったと語る。
また、別の訪問者は、病室から聞こえてくる重い音に怯え、即座に退散したという体験談を残している。
都賀病院跡地の心霊考察
都賀病院跡地で起きる心霊現象の多くは、病院という生死に関わる場所特有のエネルギーが影響している可能性が高い。
特に、病気で亡くなった患者や自殺した院長の未練が、この場所に留まる原因とされている。
また、現在は霊園として整備されていることから、霊的エネルギーが集まりやすい場所であるとも考えられる。
このため、訪問者の恐怖心や不安が心霊現象を感じやすくしている可能性もある。
現在の都賀病院跡地
現在、都賀病院跡地には霊園が整備されており、かつての病院の面影は一切残っていない。
しかし、この場所にまつわる心霊話は今も多くの人々に語り継がれており、不穏な空気が漂う場所として恐れられている。
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