浮遊霊の巣窟」として知られる群馬県みなかみ町の廃墟、ホテル藤原郷。ダム建設の歴史と共に生まれ、バブル崩壊や温泉偽装問題を経て廃業したこの場所には、多くの心霊現象の噂が絶えない。今回は、ホテル藤原郷のウワサの心霊話を紹介する。
ホテル藤原郷とは?
ホテル藤原郷は群馬県みなかみ町にあった温泉旅館である。
1959年、藤原ダムの完成と同時期に開業し、藤原湖を望む絶好のロケーションで人気を集めた。
当時は「ざるめし」と呼ばれる郷土料理を看板に掲げ、スキー客や観光客を迎え入れていた。
創業者である林賢二氏は地域の名士で、観光協会長などを歴任した人物であった。
しかしバブル崩壊後の経営悪化に加え、2004年に発覚した温泉偽装問題がとどめとなり、2007年に閉業。
その後は廃墟となり、心霊スポットとして知られるようになった。
ホテル藤原郷の心霊現象
ホテル藤原郷で噂される心霊現象は以下の通りである。
- 浮遊霊の目撃:特に216号室に霊が集まるとの噂。
- 不審な足音や人の気配:夜中に響く足音や誰かの気配を感じる報告が多い。
- 高確率で撮れる心霊写真:カメラが故障することも。
- 白い影の目撃:廃墟内で白い影が動く姿が見られる。
浮遊霊の目撃
2014年、テレビ番組「世界の怖い夜!」で心霊研究家が「ここには多くの浮遊霊がいる」と霊視したことが、この場所を一躍有名にした。
特に216号室は「異様な雰囲気を放つ部屋」として知られ、他の部屋とは異なり、破損や荒廃の進行が激しい。
訪れた者の中には、視線を感じたり白い霊体を目撃したという報告が多数ある。
不審な足音や人の気配
誰もいないはずの廃墟内で、廊下から足音が響き渡ったり、背後に人の気配を感じたという体験談が多い。
また、夜中に部屋の扉を叩く音がしたが、扉を開けても誰もいなかったとの証言もある。
高確率で撮れる心霊写真
建物内で写真を撮ると、謎の影や光が写り込むことがよくあると言われる。
しかし、心霊写真を撮影しようとするとカメラが突然動かなくなる、電源が入らないなど、機器の不調に見舞われるケースも多発している。
白い影の目撃
フロントや食堂付近、さらには廊下で「白い影」が動いているのを見たという報告が後を絶たない。
この影は時折、人の形をしていると言われており、幽霊としての存在を信じる声も多い。
ホテル藤原郷の心霊体験談
訪問者の証言によれば、216号室の異様な雰囲気は本物だという。
「216号室に入ると、急に寒気を感じました。その後、天井から何かが落ちてくる音がしたため、慌てて部屋を出ました。明らかに異常な空気でした。」(30代男性)
また、別の訪問者はこう語る。「2階の廊下で白い影が私たちを追いかけてきました。後で写真を確認すると、そこには明らかに人の姿が写っていました。」(20代女性)
ホテル藤原郷の心霊考察
ホテル藤原郷が心霊スポットとして知られる背景には、建物そのものの荒廃や不気味な雰囲気が影響していると考えられる。
また、藤原ダムの建設に伴い水没した集落の怨念が、この場所に漂う霊的エネルギーの原因ではないかとも言われている。
一方で、廃墟特有の静けさや暗闇が訪問者の不安感を増幅させ、それが心霊現象として感じられる可能性も否定できない。
廃墟に霊が集まりやすいと言われるのは、過去の歴史や人々の記憶が、建物に刻み込まれるためであるともされている。
以上、ホテル藤原郷にまつわる心霊話を紹介した。
この場所を訪れる際は、心霊現象の噂を承知の上で、自己責任で行動することを強くお勧めする。
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