山形県上山市に位置する「滝不動」は、美しい滝と不動明王を祀る古刹として知られる一方、多くの恐ろしい心霊現象や伝承が語り継がれる心霊スポットでもある。今回は、滝不動のウワサの心霊話を紹介する。
滝不動とは?
滝不動は山形県上山市にある古刹で、正式名称を「滝不動明王」と言う。
不動明王が祀られており、古くから地域住民の信仰を集めてきた場所である。
その歴史は江戸時代以前に遡り、滝不動周辺には処刑場や火葬場があったとの噂もある。
滝不動の滝は「末広滝」と呼ばれ、高さ12メートルほどの分岐瀑で、美しい自然景観を楽しむことができる場所として知られていた。
かつては赤い頭巾をかぶった地蔵堂や奉納刀があり、神聖な空気が漂っていたが、現在ではほとんどの物品が撤去されている。
この場所には、戦国時代に処刑場として利用されたという伝説があり、その負の歴史が多くの心霊現象の原因となっていると言われている。
滝不動の心霊現象
滝不動の心霊現象は、
- 母親に首を切られた赤子の霊が現れる
- 境内で狼藉を働くと祟られる
- 滝付近で白い影や黒い煙が見える
- 車の窓に赤子の手形が残る
である。滝不動で最も恐れられているのが、赤子の霊の目撃談である。
ある母親が草刈り鎌で誤って赤子の首を切ってしまったという悲劇の噂があり、その赤子の霊が滝不動に現れると言われている。
霊は泣き声だけを聞かせることもあれば、姿を現すこともある。
特に夜間に訪れると、赤子の鳴き声が滝の音に混ざるように聞こえるという。
さらに、車で滝不動を訪れると、窓ガラスに無数の小さな手形がついていることがあると言われている。
この手形は赤子の霊が残したものだとされ、その光景を見た人々は恐怖に包まれるという。
滝不動には不動明王が使用したとされる奉納刀があり、これに触れると祟られると言われている。
この刀は処刑場で使用されたものとも噂されており、手を触れることで霊的な影響を受けるとされる。
また、滝不動では境内での不敬な行為や軽率な行動が祟りを招くとされている。
過去には、滝付近で悪ふざけをした者が事故に遭ったり、健康を害したりしたという話が伝わっている。
滝不動の心霊体験談
ある男性が友人たちと滝不動を訪れた際、滝の近くで写真を撮影すると、画面に黒い煙のようなものが写り込んだという。
その後、彼らが車で帰る途中、車内の窓に小さな手形が無数に現れた。
この現象を目の当たりにした一行は、二度と滝不動には近づかないと誓ったという。
別の男性は滝不動を訪れた際、滝の水が突然真っ黒に染まる様子を目撃したという。
その後、彼の友人が異常行動を起こし、自分の頭を壁に打ち付けるという奇行を見せた。
この出来事に恐怖した彼らは、滝不動を後にしても長い間悪夢に悩まされたという。
滝不動の心霊考察
滝不動の心霊現象は、その場所の歴史や伝承に由来していると考えられる。
滝不動がかつて処刑場であったという話や、火葬場が近くに存在していたことが、多くの霊的エネルギーを集める要因となっている可能性が高い。
また、赤子の霊の噂や戦国時代の戦死者に関する伝承も、この地を心霊スポットたらしめている一因であろう。
さらに、滝や水辺は霊的なエネルギーが集まりやすい場所とされており、滝不動の滝もその例外ではない。
霊能力者の宜保愛子氏が恐怖のあまり現地から引き返したという話も、この地の不気味さを裏付けている。
滝不動を訪れる際は、決して軽い気持ちで心霊現象を試そうとせず、場所への敬意を忘れないことが重要である。
特に夜間の訪問は事故や霊的影響を受ける可能性が高く、避けるべきである。
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