福島県耶麻郡猪苗代町に位置する横向ロッジは、かつて湯治客を迎え入れていた温泉宿である。しかし現在では廃墟となり、数多くの心霊現象が目撃されている恐怖のスポットとして知られている。今回は、横向ロッジのウワサの心霊話を紹介する。
横向ロッジとは?
横向ロッジは、福島県で初めて湯治が始まったとされる横向温泉に立地していた宿泊施設である。
1970年代以前に開業した5階建ての施設は、客室や浴場、エントランスの他にプールまで備え、当時は多くの宿泊客で賑わった。
しかし、1984年に閉業し、その後は朽ち果てた廃墟として放置されている。
建物は経年劣化と共に火災や落書き、破損が目立ち、現在では心霊スポットとして名を馳せるようになった。
テレビ番組や雑誌でも取り上げられたことがあり、あの稲川淳二氏が「強烈な霊的エネルギーを感じた」と語った場所としても有名である。
横向ロッジの心霊現象
横向ロッジの心霊現象は以下の通りである。
- 浴場に現れる女の子の霊
- 三階の窓から手を振る男の子の霊
- 自殺者の霊の目撃
- 地下一階の大広間での異常現象
- 撮影した覚えのない写真がカメラに残る
これらの現象は、訪問者たちを恐怖に陥れている。
浴場に現れる女の子の霊
廃墟と化した浴場で、少女の霊が目撃されるという。
訪問者が感じた視線の先に、湯船付近でこちらをじっと見つめる少女の姿があったとの報告が多い。
この霊は動くことなく佇んでいるだけだが、その存在感は圧倒的である。
三階の窓から手を振る男の子の霊
三階の窓付近では、男の子の霊が外に向かって手を振っている姿が確認されている。
特に夜間に目撃されることが多く、窓に近づくと一瞬で消えてしまうという。
この現象は、多くの訪問者によって繰り返し目撃されている。
自殺者の霊の目撃
一部の訪問者は、首吊り自殺をした霊の姿を見たと証言している。
その姿ははっきりとしており、廊下や部屋の中に突然現れることがあるという。
地下一階の大広間での異常現象
特に霊的なエネルギーが強いとされるのが地下一階の大広間である。
この場所では気温が急激に下がったり、不可解な音が聞こえたりする。
訪問者がカメラを向けると、撮影した覚えのない写真が残っていたりするという恐ろしい噂もある。
横向ロッジの心霊体験談
階段での視線と声
ある訪問者は友人6人とロッジを訪れた際、階段で強い視線を感じ、思わず振り返ったという。
その瞬間、女性の声が聞こえたが、同行者のほとんどはその声を耳にしていなかった。この体験は彼らに強い恐怖を残した。
廊下から響く謎の音
別の訪問者は、二階の廊下で階下から聞こえるゴゴゴ…という不気味な音を耳にしたという。
ボイラーや換気扇の音かと思われたが、その音が廃墟に響く中、突然鳥肌が立ち、体が動かなくなるほどの寒気に襲われたという。
横向ロッジの心霊考察
横向ロッジが心霊スポットとして語り継がれる理由として、過去の出来事や建物の雰囲気が挙げられる。
1984年の閉業以降、火災や破壊行為が発生し、不気味な外観が心霊現象を引き寄せているのかもしれない。
また、子供の霊の目撃が多いことについて、過去の事故や事件が影響している可能性も考えられる。
多くの霊能者が訪れたこの場所は、その恐怖を体感した人々の記憶に深く刻み込まれている。
訪問する際は、無暗に立ち入ることなく、過去の出来事に敬意を払うべきである。
横向ロッジは、その荒廃した姿と数々の噂により、福島県内でも屈指の心霊スポットとなっている。
興味を惹かれる場所ではあるが、訪問には十分な注意と覚悟が必要である。
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