JR鉄道廃トンネル｜ウワサの心霊話

山口県周南市に位置するJR鉄道廃トンネル（真名ヶ尻トンネル）。この廃トンネルは、古い歴史を持ちながらも心霊スポットとしての恐ろしい噂が絶えない。今回は、JR鉄道廃トンネル（真名ヶ尻トンネル）にまつわるウワサの心霊話を紹介する。

JR鉄道廃トンネルとは？

JR鉄道廃トンネル（真名ヶ尻トンネル）は、かつて山陽本線の一部として利用されていた歴史的なトンネルである。

このトンネルは、1898年（明治31年）に施工され、当時の山陽鉄道によって建設された。

その後、1964年に山陽本線が電化された際に断面不足が原因で放棄され、現在は廃トンネルとして残されている。

真名ヶ尻隧道は全長約85メートルとされ、石造りの側壁とレンガ造りのアーチ部を持つ。

隣接する姥石隧道とは20メートルほどしか離れておらず、ほぼ連続している。

そのため、この2つのトンネルはセットで語られることが多い。現在は放棄され、トンネルを抜けた先には耕地が広がる。

姥石隧道も真名ヶ尻隧道と同じ1898年に施工されており、全長は約160メートルとされる。

内部はカーブしており、真っ暗闇が続く。漏水や荒廃が進んでいるため非常に雰囲気が重いが、地元の農作業用道路として利用されることもある。

これらのトンネルは、歴史的価値が高い近代化遺産であると同時に、心霊スポットとしても知られている。

JR鉄道廃トンネル（真名ヶ尻トンネル）で報告されている主な心霊現象は以下の通りである。

真名ヶ尻隧道では、トンネル内で男性の霊が目撃されるという噂がある。

この霊は無言でトンネル内を歩いている姿が多く報告されているが、時には目撃者が激しい頭痛や吐き気を訴えることもある。

これが霊的な影響ではないかと囁かれている。

姥石隧道では、白い服を着た女性の霊が出没するとされる。

この霊はトンネルの奥から現れることが多く、その姿を見た者は恐怖のあまり声を出せず、トンネルを抜けるまで振り返ることができなかったという話が伝えられている。

ある訪問者は、真名ヶ尻隧道の中心で「うぉぉぉ」という男性のうめき声を聞いたと証言している。

この声は、トンネル全体に反響し、どの方向から聞こえてくるのか分からないという。

この現象に遭遇した人は、しばらく恐怖から逃れられなかったと話している。

トンネルを歩く際に背後から誰かがついてくるような気配を感じるという。

この現象に遭遇した釣り人は、その場を急いで離れたものの、その後もしばらく背後を振り返る恐怖に駆られたという。

ある探訪者は真名ヶ尻隧道を訪れた際、トンネル内で無表情の男性の霊を目撃した。

その直後、強烈な頭痛に襲われ、体が重く感じられたという。トンネルを抜けた後も体調が戻るまで数時間かかった。

釣りの帰り道に姥石隧道を通った男性は、トンネルの奥から「うぉぉぉ」という声を聞いた。

恐怖のあまり振り返らずに急いで抜けたが、背後から冷たい視線を感じ続けたという。

これらの心霊現象は、トンネル建設時の苦難や事故、長年にわたる利用者の思念が関係している可能性が高い。

当時の過酷な環境が犠牲者を生み、その無念が現在も霊となって現れているのではないか。

また、トンネルの暗闇や湿った空気感が、訪問者の恐怖心を増幅させ、霊的体験を引き起こしやすい状況を作り出している可能性もある。

訪れる際には、トンネルの歴史や背景に敬意を払い、軽率な行動を避けるべきである。

また、老朽化や漏水などによる物理的な危険もあるため、安全面に十分配慮してほしい。

真名ヶ尻トンネルは、美しい歴史的遺産であると同時に、恐怖と謎が交錯する特別な場所である。