香川県高松市に位置する栗林トンネルは、交通事故が多発することから「霊道」として知られ、心霊現象の噂が絶えないスポットである。今回は、栗林トンネルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
栗林トンネルとは?
栗林トンネルは香川県高松市の宮脇町と室新町を結ぶトンネルである。
このトンネルは峰山と紫雲山の間に位置し、香川県道172号川東高松線の一部を構成する重要な交通路である。
トンネルの全長は約160メートルで、片側1車線、制限速度は40キロメートルに設定されている。
交通量が多いにもかかわらず狭い構造であり、さらに出口直後のT字路が事故を誘発する要因となっている。
この場所の周囲には墓地や寺院が点在しており、霊的エネルギーが集まりやすい環境とも言われている。
栗林トンネルは、こうした地理的特徴と多発する交通事故が相まって、心霊スポットとしても有名である。
栗林トンネルの心霊現象
栗林トンネルで語られる心霊現象は以下の通りである。
- 幽霊が話しかけてくる
- トンネルから抜け出せなくなる
- 人影が現れる
- 天井に張り付く霊の目撃
- 背後からの奇妙な気配
幽霊が話しかけてくる
霊感の強い人が栗林トンネルを通過すると、事故で亡くなった霊が話しかけてくることがあるという。
その霊は、自分が命を落とした事故の詳細や生前のエピソードを語るとされ、時には複数の霊が同時に現れることもある。
トンネルから抜け出せなくなる
肝試しに訪れた若者がトンネルを歩いていると、160メートルのはずが永遠に続くような感覚に襲われ、いくら歩いても出口にたどり着けなかったという。
この現象に遭遇した人々は強い恐怖を感じ、錯乱状態に陥ることが多いとされる。
人影が現れる
トンネル内で頻繁に報告されるのが人影の目撃談である。
歩行者がいないはずの場所で、誰かがじっと立っているように見えることがあり、通り過ぎた後に振り返るとその姿は消えている。
天井に張り付く霊の目撃
深夜にトンネルを訪れた人々の中には、天井に張り付く女性の霊を目撃したという報告もある。
その霊は、黒髪を垂らしてじっと通行人を見下ろしていると言われている。
背後からの奇妙な気配
徒歩でトンネルを通ると、背後に人の気配を感じることがある。
振り返っても誰もいないが、ゾクッとする寒気や生臭い匂いが漂うことがあるという。
栗林トンネルの心霊体験談
ある男性が栗林トンネルを深夜に車で通過していた際、後部座席に白い服を着た女性が座っているのをバックミラー越しに目撃したという。
驚いて振り返ると誰もおらず、その後も車内に冷たい空気を感じたままトンネルを抜けたと語っている。
また、別の体験者によると、トンネル内で写真を撮影したところ、天井に女性の霊が映り込んでいたという。
この写真は後に削除したものの、撮影者はその後、原因不明の高熱に苦しんだとされる。
栗林トンネルの心霊考察
栗林トンネルで報告される心霊現象の背景には、多発する交通事故や周囲の環境が関係していると考えられる。
この地域には墓地や寺院が点在しており、霊道が通っていると言われている。
交通事故で亡くなった人々の霊が、このトンネルに留まっている可能性も否定できない。
また、狭い構造や夜間の薄暗い照明が、恐怖心を増幅させ、心霊現象の噂を助長しているとも考えられる。
特に深夜の肝試しで訪れる人々が、実際に危険な事故を引き起こすケースも報告されている。
栗林トンネルは、こうした不幸な背景から「霊道」としての噂が広まり、地元でも恐れられる存在となっている。
訪問の際には交通安全に十分配慮し、軽率な行動を慎むべきである。
栗林トンネルは、その不気味な噂や心霊現象が絡み合い、香川県内でも屈指の心霊スポットとして知られている場所である。
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