山口県下関市の青龍湖近くに位置する廃墟、ホテルティナの心霊話を紹介する。かつて営業していたラブホテルが閉業後、数々の恐ろしい心霊現象に見舞われるようになり、訪れた者たちの間で不気味なウワサが広がっている。今回は、ホテルティナにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテルティナとは?

ホテルティナは、山口県下関市の青龍湖近くに位置するかつてのラブホテルである。
1975年から1987年頃に開業され、全13室の宿泊施設として営業をしていた。
部屋番号が異常で、21号室から始まり33号室で終わるという、他では見られない独特のナンバーリングが特徴的である。
この施設は、開業当初は一般的なラブホテルとして利用されていたが、2011年12月に閉業したとされ、その後廃墟として放置された。
建物は本館と別館の2つの構造からなり、大きな本館には21号室から30号室まで、小さな別館には31号室から33号室が配置されていた。
24号室と25号室ではカラオケができる設備が整っており、当時の面影が残るが、現在は全ての施設が荒れ果てている。
閉業後は長い間放置され、2013年5月時点で建物入り口にはロープが張られ、2019年6月には看板が木々に隠れるほど荒れ果てていた。
2020年10月時点でも現存しているが、完全に廃墟と化している。
ホテルティナの心霊現象
ホテルティナの心霊現象は、
- 24号室でサウナルームに座っていた男性の霊の目撃
- ガラスに反射した顔が別人のものに変わる
- 妊婦の絵に関する不気味な出来事
- 椅子が突然倒れる現象
- 不気味な気配や常に感じる不安な空気
である。以下、これらの怪異について記述する。
ホテルティナでの心霊現象の中でも、特に印象的なのは24号室での出来事である。
ある訪問者が友達とともに廃墟を探索していた際、サウナルームで肝試しをしていると、突然それまで誰もいなかった男性の姿がサウナルーム内に現れた。目撃者はその男性がまるでこちらを見ているかのように座っていたと証言している。
このような現象が発生する理由は不明だが、廃墟化した後においても何らかの「残留霊」がそこに留まっている可能性が示唆されている。
また、ホテルティナ内では、ガラスに反射した顔が別人のものに変わるという奇妙な現象も報告されている。
この現象は、ホテル内で一度も見たことがない顔が鏡に映るといったもので、訪れた者に恐怖感を与えている。
さらに、ホテル内の一部の壁には妊婦の全裸の絵が描かれているが、この絵のへその部分から血が流れ出しているという不気味な状況が見受けられた。
その絵を写真に収めようとすると、心霊写真が撮れるというウワサが広まり、観光客や心霊スポット巡りをしている人々が訪れる理由となっている。
さらに、ホテルティナ内では椅子が突然倒れるという現象も確認されており、何者かの気配を感じることが頻繁にあるという。
訪問者は、常に身の毛がよだつような恐怖を感じ、そこでの滞在を避けることが多いという。
ホテルティナの心霊体験談
実際にホテルティナを訪れた人々の心霊体験談も多く報告されている。
特に、心霊スポットを巡るグループの中で、奇怪な体験をしたという話が多い。
あるグループは、廃墟内を探索していると、24号室でサウナルームに座っていた男性の霊を目撃したと語っている。
この霊は、何も話すことなく静かに座っていたとされ、心霊現象に慣れている者でも恐怖を感じたという。
また、別の体験談では、妊婦の絵の前で写真を撮影していたグループが、連写した写真に不気味なオーブが映り込んでいることに気づいたという。後にその写真を詳しく見返すと、何もないはずの場所に白い影が映り込んでおり、これは霊的な存在の証拠ではないかと考えられている。
ホテルティナの心霊考察
ホテルティナの心霊現象の多くは、廃墟として放置された建物が持つ独特の空気や、人々の過去の記憶、恐怖心が影響していると考えられる。
しかし、実際に目撃された霊的な存在や、予期しない出来事は、心理的な要因だけでは説明しきれない部分がある。
特に、ホテルティナのような廃墟が持つ不安定な環境は、過去に起こった出来事やエネルギーが集まりやすい場所となり、そこに「残留霊」が集まるという説が存在する。
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