ホテル シャングリラ(Shangri-La)のウワサの心霊話

徳島県海部郡美波町に存在した廃リゾートホテル「ホテル シャングリラ(Shangri-La)」は、かつて豪華な設備を誇る理想郷のような施設であった。しかし、開業から10年足らずで閉業し、現在は廃墟となっている。このホテルには、営業当時にプールで発生したとされる死亡事故や、館内に貼られた謎のお札など、不穏な噂が数多く存在する。今回は、ホテル シャングリラ(Shangri-La)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


ホテル シャングリラ(Shangri-La)とは?

ホテル シャングリラ(Shangri-La)のプールの外観

ホテル シャングリラ(Shangri-La)は、徳島県海部郡美波町にあった廃リゾートホテルである。

開業時期は正確には明らかではないが、空中写真や現存するパンフレットから、1996年から2003年の間に大規模な造成が行われ、1998年ごろの開業が推測される。

客室は2階建て全60室ほどで、公式には最大700名の宿泊が可能であった。

1階にはロビー、フロント、ラウンジ、ゲームコーナー、更衣室、日焼けコーナー、みやげものコーナーに加え、大型の屋内プールレストランが配置され、2階には客室、浴室、ジム、サウナ、チャペルなど多彩な施設が完備されていた。

特に、ドーム型の屋内プールは300名収容可能であり、全長40m、複数の水深設定とウォータースライダー、熱帯植物、DJブースなどが設置され、豪華な設備が揃っていた。

また、レストラン宴会場からは滝が望め、浴室では打たせ湯やジャグジーバス、サウナ風呂が完備されるなど、一見、理想郷のような温室と化した施設であった。

しかしながら、営業開始から10年足らずの2006年頃に閉業し、以降は廃墟としてその存在感を残している。

なお、香港を拠点とする同名の豪華ホテルチェーンとは一切関係がないことも特筆すべき点である。


ホテル シャングリラ(Shangri-La)の心霊現象

ホテル シャングリラ(Shangri-La)の心霊現象は、

  • プール付近において、過去の事故で亡くなった利用者の霊が出現する
  • ホテル内部に「呪怨不憎念懺」と書かれたお札に起因する怪奇現象が発生する
  • 廊下や客室において、説明のつかない物音や足音が突如として響く
  • エレベーターや共用スペースにおいて、異常な温度変化や影の出現が確認される

である。以下、これらの怪異について記述する。

まず、プール付近で目撃される現象は、営業中に発生したとされる利用者の死亡事故に起因すると噂される。

事故の詳細は定かではないが、プールで利用者が急に倒れ、命を落としたとの説があり、その後、プール周辺では亡くなった利用者の霊が出現すると目撃報告がある。

訪問者は、深夜にプールエリアを歩いている際、濁った水面の向こうからぼんやりとした人影や、冷たい視線を感じたと証言する。

これらの現象は、事故の衝撃と共に残された怨念が具現化したものと考えられる。

次に、ホテル内部に存在する「呪怨不憎念懺」と書かれたお札は、施設内の各所に貼付されており、一説によれば、何らかの邪悪な存在をホテル内に封じ込めるために用いられたとされる。

このお札の存在が、館内で不可解な怪奇現象を引き起こす原因と結び付けられており、実際にお札の前後で温度が急激に低下する、または不気味な囁き声が聞こえるといった報告がある。

さらに、廊下や客室では、深夜に誰もいないはずの場所から足音や物音が突如として聞こえる現象が頻発する。

特に、静寂な夜間においては、歩行者の気配を伴わない足音が、建物内を不規則に響き渡り、宿泊客に強烈な不安感を与える。

また、客室内では、窓の外からは見えないはずの影が瞬時に移動する様子が目撃されることもあり、これが心霊現象として語られている。

さらに、エレベーター付近や共用スペースでは、通常の運行中には見られない異常な温度変化が報告される。

エレベーター内に入った瞬間、急激に冷気が流れ込み、周囲が凍りつくような感覚に襲われることがあり、これと同時に、何者かの存在を感じるという証言もある。

こうした現象は、ホテル全体に漂う不可解なエネルギーの影響を強く示唆している。


ホテル シャングリラ(Shangri-La)の心霊体験談

実際にホテル シャングリラ(Shangri-La)に宿泊または肝試し目的で訪れた者の体験談によれば、深夜のプールエリアで、濁った水面越しにぼんやりとした人影が浮かび上がり、その視線に捉えられた瞬間、全身が凍りついたような感覚に襲われたという証言がある。

また、館内の廊下を歩いていた際、突然耳元で誰かの囁き声が聞こえ、振り返るとそこには誰もいなかったにもかかわらず、何者かの存在を感じたと語る者もいる。

さらに、エレベーター内で体験された異常な温度低下と共に、影のような姿が一瞬映り込んだという事例もあり、これらの体験は決して一部の偶発的な現象ではなく、ホテル内に根付く怪奇現象として定着していることを示している。


ホテル シャングリラ(Shangri-La)の心霊考察

以上の心霊現象および体験談は、ホテル シャングリラ(Shangri-La)が持つ豪華な設備や近代的な施設とは対照的に、過去に起きた不幸な事故や、それに伴う怨念、さらには内部に貼付された「呪怨不憎念懺」と書かれたお札の影響によって、超常的な現象が誘発された結果と考察されるである。

特に、プールでの事故により亡くなった利用者の霊が、事故の悲劇とともにホテルに取り憑いた可能性は否定できず、これが施設全体に不穏なエネルギーをもたらしているといえる。

また、施設内で繰り返し確認される足音や物音、急激な温度変化といった現象は、単なる設備の故障や自然現象だけでは説明がつかず、過去の惨劇の記憶や未練が具現化した結果であると推察される。

総じて、ホテル シャングリラ(Shangri-La)は、かつては理想郷と讃えられた豪華なリゾート施設であったが、その裏には取り返しのつかない事故と、それに起因する怨念が蓄積され、現在に至るまで数々の心霊現象を引き起こしているのかもしれない。

訪れる者は、その豪華な外観と裏腹な怪奇現象に触れることで、深い恐怖と不安を感じざるを得ない。


ホテル シャングリラ(Shangri-La)の地図

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