岡山県総社市日羽の山奥に、人々の記憶から忘れられつつある一軒の廃墟が存在する。かつて病院とも温泉施設とも噂されたその建物には、今もなお「白い霊が窓から覗く」「誰もいないはずの場所でノック音が響く」といった不可解な心霊現象が語り継がれている。今回は、岡山県の山奥にある廃墟にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
岡山県の山奥にある廃墟とは?

岡山県総社市日羽の山深くに埋もれるように存在する廃墟は、長らく正体が判然としないまま噂されてきた建物である。
一見すると病院跡のように見えるその外観から、長年「廃病院」として語られてきたが、実際には温泉施設だった可能性が高いとされている。
建築された年代も廃墟となった経緯も定かではないが、かつては二階に温泉施設を備えており、地元では“人が消える山”とまで呼ばれる場所に位置している。
現在では木々に覆われ、建物の姿は森の奥に隠れてしまっている。
だが、その見えない窓の中から、今も霊がこちらを見ているという話が絶えないという。
岡山県の山奥にある廃墟の心霊現象
岡山県の山奥にある廃墟の心霊現象は、
- 窓から女性の霊が覗き込んでいたという目撃談
- 建物内部で頭痛や機器の不調が突然起こる
- 廃墟の周囲に入ると、無言で呼びかけてくる“誰か”の声がする
- 誰もいないはずのトイレで繰り返されるノック音
- 擦りガラス越しに浮かび上がる“白い顔”の人影
である。以下、これらの怪異について記述する。
この廃墟では、訪れた者の多くが「異常な空気」を感じると証言している。
中でも多く語られているのは、二階の温泉施設跡に近づくと突然、頭痛に襲われる現象である。
また、カメラやスマートフォンなどの電子機器が停止する不可解なトラブルも発生しやすく、「霊の影響ではないか」と囁かれている。
中でも最も有名なのが、建物の窓から女性の霊が覗いていたという目撃談である。
その窓は現在では森に覆われており、普段は人の姿など見えるはずもない。
しかし夜になると、その窓に白い顔が浮かび上がり、じっと訪問者を見下ろしてくるという。
トイレにまつわる話も根深い。誰もいないはずの建物内で“コンコン”と規則的にノックされる音がし、その直後に誰かが呼びかけてくるような“声”を聞いた者も少なくない。
扉の外に立っていたのは人間ではなく、白く濁った眼だけが見える“顔”だったという証言もある。
岡山県の山奥にある廃墟の心霊体験談
ある女性が、学生時代の友人たちと山奥の貸別荘で宿泊した際、この廃墟での恐怖体験をしたという。
元々は別のコテージを予約していたが、急遽キャンセルとなり、地元の知人が所有する山の一軒家に泊まることになった。
当初は問題なく楽しんでいたが、裏の畑跡地に立っていた時、仲間の一人が「白い服を着た女の人が窓から覗いていた」と言い出した。
それがはじまりであった。
その夜、別の女性がトイレに入った際、何度もドアをノックされる現象が発生。
中から返事をしてもなおノックは続き、扉を開けても誰もいない。
さらに別の者が同じトイレで用を足していると、磨りガラス越しに“白い顔”が浮かび上がり、こちらを覗いていたという。
極めつけは、夜中に一人で車に向かった際、背後から仲間の名前を呼ぶ声が聞こえたこと。
振り返ると誰もおらず、ただ「みんな死んだ」という冷たい声が聞こえたという。
岡山県の山奥にある廃墟の心霊考察
この廃墟にまつわる一連の現象は、「地縛霊」や「浮遊霊」の仕業ではないかと考えられている。
実際、この建物には事件や事故の記録は残っていないものの、長年人の目から隠されてきた空き家という特性が、何かを“呼び込んでしまった”のかもしれない。
特に空き家となった後は管理がされず、負の念や土地の記憶が留まりやすくなる。
こうした場に“波長の合う霊”が吸い寄せられ、現世に強い影響を及ぼしている可能性がある。
霊能者の見解によれば、「この廃墟には“人ではないもの”が住み着いている」との話もあり、訪れる者の心の隙を狙って入り込むとも言われる。
実際に事故や不調を訴える者もおり、単なる怖い話では済まされない気配がある。
岡山県のこの山奥の廃墟は、今もなお深い森の中で静かに人の訪れを待っている。
だが、それは「歓迎」ではなく「誘い」である可能性もあるのだ。
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