金甲山のウワサの心霊話

金甲山は、かつて観光地として賑わった歴史を持つ一方で、今では“女性の霊”や“首なしライダー”の出現が囁かれる心霊スポットとして知られている。今回は、金甲山にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


金甲山とは?

金甲山の外観

金甲山(きんこうざん)は岡山県岡山市南区と玉野市にまたがる標高403.4メートルの山である。

児島半島および玉野市の最高峰であり、展望台からは瀬戸内海と四国・香川県を望むことができる絶景スポットとして知られている。

かつてはレストハウスが存在し、観光バスや路線バスが頻繁に往来する人気のドライブコースであった。

駅伝大会なども開催され、県民にとって馴染み深い山でもあった。

しかし、1988年の瀬戸大橋開通を機に客足は遠のき、1990年代には山道に産廃処分場が造成され、ダンプカーの往来や違法走行の暴走族が跋扈するようになった。

2001年にはレストハウスも閉鎖され、かつての賑わいは完全に消え失せ、今では薄暗い山道が心霊スポットとして知られるようになった。


金甲山の心霊現象

金甲山の心霊現象は、

  • 山頂の駐車場で女性の霊が現れる
  • 首のないライダーが深夜の山道を走る
  • かつて存在した金甲山温泉の社員寮で白いワンピースの女の霊が目撃された
  • 霊感のない人でも強烈な頭痛や右目の痛みに襲われる
  • お盆など特定の時期に行くと異常な体調不良に見舞われる

である。以下、これらの怪異について記述する。

まず山頂の駐車場では、夜になると女性の霊が静かに立ち尽くしているという。

黒髪の長い女性が振り返ると顔が無かった、という証言もある。

その霊は声を発することなく、ただ存在するだけで人間の感覚に直接訴えかけてくるという。

また、岡山県道399号金甲山線では「首なしライダー」の目撃談が絶えない。

エンジン音だけを響かせて猛スピードで走り抜けるバイクの姿を見たが、よく見ると運転手の首が無い。

カーブの多い道で事故死した走り屋の霊が、今なお走り続けているというのだ。

さらに、現在は解体され跡地が残土処理場となっている「金甲山温泉の社員寮」では、かつて白いワンピースの女性の霊が頻繁に目撃されていた。

その霊は夜な夜な寮内を彷徨い、誰もいないはずの廊下を濡れた足音が通り過ぎるという。

この山を訪れる人々の中には、霊感が無いはずの者ですら、強烈な頭痛や右目の眼痛に襲われるという証言がある。

特にお盆の時期にはその症状が顕著になり、憑かれたように車を降りたくなる者もいるという。


金甲山の心霊体験談

「正直、霊感なんてまるで無いと思っていた。でも、あの日、金甲山の山頂駐車場に着いた瞬間、後部座席から視線を感じた。後ろを振り返っても誰もいない。けれども“いる”という感覚だけが、確かにそこにあった。帰り道、右目だけが鋭く痛み出し、家に着くまでずっと誰かに見られているようだった。あれは絶対にこの世のものではない。」


金甲山の心霊考察

金甲山の心霊現象は、長年にわたって蓄積された“死と恐怖”の記憶に起因していると考えられる。

かつて観光地として賑わっていたこの山は、瀬戸大橋の開通によって一気に人の気配が絶え、寂れた廃墟と化した。

そこに、過去の走り屋の事故死や暴力団関係者による事件など、死に纏わる都市伝説が重なることで、“霊の通り道”と化したのではないだろうか。

また、山頂や社員寮での女性の霊の出現は、個人の未練や怨念というよりも、場所そのものが「記憶している」ような印象を受ける。

強烈な痛みや異常感覚を引き起こすという点でも、金甲山は単なる噂話を超えた“現象地”としての重みを持っている。

夜景を見に訪れる者も多いが、霊的な干渉を受ける可能性がある以上、安易な気持ちで足を踏み入れるべき場所ではない。

特に霊感の強い者にとっては、命に関わる危険を伴う場所であると言えるだろう。


金甲山の地図

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