岡山県を東西に貫く幹線道路・岡山ブルーライン。その途中にある一見何の変哲もない空き地には、かつて若い女性が殺害され遺体を遺棄されたという凄惨な噂が残っている。今回は、岡山ブルーラインの空き地にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
岡山ブルーラインの空き地とは?

岡山ブルーラインは、正式には「岡山県道397号寒河本庄岡山線」といい、岡山市東区君津から備前市蕃山までを結ぶ総延長32.4kmの主要道路である。
もともとは「岡山ブルーハイウェイ」とも呼ばれていた。
道路沿いには美しい瀬戸内海の景観が広がり、走行者の目を楽しませる一方で、その途中には知られざる“異界”が存在している。
その問題の場所は、一本松サービスエリアの岡山方面へ向かう手前、約3キロ付近にある空き地である。
この空き地は一見するとただの休憩用のスペースにも見えるが、過去に忌まわしい事件があったとされており、今では地元で心霊スポットとして知られるようになった。
岡山ブルーラインの空き地の心霊現象
岡山ブルーラインの空き地の心霊現象は、
- 女性の霊が出現する
- 電話ボックスに霊が現れるという噂があった
- 女性の遺体遺棄事件があったという言い伝え
- 車を止めた際に異様な気配を感じる
である。以下、これらの怪異について記述する。
1977年に全線開通した岡山ブルーラインは、当初より幹線道路として機能していたが、その途中にあるこの空き地では、かつて若い女性が殺害され、その遺体が遺棄されたとされる話が語られている。
当時この空き地には公衆電話ボックスが設置されており、深夜になるとそのボックスの中に、髪の長い女性の姿が浮かび上がるという目撃談が絶えなかった。
電話は鳴っていないのに受話器が勝手に落ちる、曇りガラスの向こうに誰かが立っている――そうした異変が連続したため、最終的に電話ボックスは撤去されたと言われている。
また、車で通りすがるだけでも、突然ラジオがノイズに変わる、クラクションが勝手に鳴る、エンジンがかからなくなるなどの不可解な現象が報告されている。
現在でも、車をその場所に停めると、背後から誰かに見られているような強烈な視線を感じるという体験談が後を絶たない。
岡山ブルーラインの空き地の心霊体験談
ある男性が夜間にこの空き地で休憩を取っていたところ、助手席に誰も乗っていないはずなのに、突然シートベルトの巻き取り音が鳴った。
驚いて確認すると、シートがわずかに沈んでおり、誰かが座っていたような形跡があったという。
また別の女性は、夜道を運転中に空き地を通過した際、バックミラーに青白い顔の女性が写っていた。
慌てて後部座席を確認したが、誰もいなかった。その後、彼女は体調を崩し、しばらく悪夢にうなされたという。
岡山ブルーラインの空き地の心霊考察
この空き地にまつわる心霊現象は、かつて実際に発生したとされる女性の遺体遺棄事件に起因していると考えられる。
人の命が理不尽に奪われた場所には、負のエネルギーが残留しやすい。
とくに、死後に誰にも見つけられず、無念の思いを残した霊は、この世にとどまりやすいとされる。
電話ボックスという密閉された空間、車という密室、どちらも霊が現れやすい場所であることが知られており、偶然とは思えない一致が見られる。
もしかすると、今でもその霊は「見つけてほしい」「話を聞いてほしい」と彷徨っているのかもしれない。
この空き地を訪れる者は、軽い気持ちで近づくべきではない。
そこには、未だ成仏できぬ“何か”が、確かに存在しているのである。
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