岡山市の国道402号沿い、就実高校のすぐ横に位置する交差点には、見通しの良さとは裏腹に不可解な事故が多発し、地元では「夜になると霊が出る」と恐れられている。今回は、国道402号就実高校横の交差点にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
国道402号就実高校横の交差点とは?

岡山市を通る国道402号線の沿線に位置する「就実高校横の交差点」は、見通しの良い直線道路と学校に面した比較的開けた場所にある。
交通量も多く、近隣には看護協会の施設や住宅地が点在しており、昼間は学生や通勤者の姿もよく見かける。
しかし、この一見平凡な交差点には、かつての戦争の記憶が色濃く刻まれているという。
地元の高齢者によると、戦時中、この付近は空襲による犠牲者の遺体が一時的に集められる“死体置き場”であったと語られている。
人知れず積み上げられた命の痕跡は、年月を経ても完全に拭い去られることはなく、やがてこの地に異変をもたらすようになったのである。
国道402号就実高校横の交差点の心霊現象
国道402号就実高校横の心霊現象は、
- 正体不明の霊が現れる
- 見通しの良い場所にも関わらず、不可解な交通事故が頻発する
- 歩行者が車の直前にふらふらと飛び出す現象が見られる
- 地元では「夜に霊が出る」と語り継がれている
である。これらの現象はただの偶然ではなく、過去に刻まれた悲劇と無関係ではないのかもしれない。
以下、これらの怪異について記述する。
この交差点では、しばしば視界の端に「人影のようなもの」が見えると語られている。
信号待ちの最中や歩道を歩いているとき、ふと誰かが立っていると錯覚することがあり、しかし目を向けるとそこには誰もいない。
まるで“この世ならざる者”がそこに存在するかのような錯覚である。
また、交通事故の原因となる「不自然な飛び出し」も特徴的である。
ある事故では、信号を待っていたはずの老人が、突然ふらふらと道路に飛び出し、車に接触した。
車の速度は控えめだったため命に別状はなかったようだが、数日後、その場所に花が供えられていたという。
一部の証言では、事故の前後に“誰かに呼ばれるような声”を聞いた、あるいは“体が勝手に動いた”という不可解な体験も報告されている。
霊的な存在が人の意識に干渉していると考えざるを得ないような現象である。
国道402号就実高校横の交差点の心霊体験談
以下は、実際にその交差点で起きた目撃談である。
数年前、私は看護協会の研修でその交差点を訪れていた。
たまたま外に出ていたとき、老人が信号待ちをしていたのを見た。
特に変わった様子はなかった。
だが、次の瞬間、彼はまるで操られたかのようにフラフラと車道に足を踏み入れた。
車はゆっくりと左折していたが、避けきれず老人ははねられ、地面に倒れた。
すぐに救急車が駆けつけ、幸い命に別状はなかったようだった。
しかし、後日その場所を通ると、道端に小さな花束が供えられていた。
家に帰って祖父に話すと、彼は静かにこう言った。
『あそこは昔、死体置き場じゃった。空襲のあと、死んだ者を山のように積んでおった。あそこは夜になると出るんじゃ……』
彼の目には、長い年月を経ても消えない恐怖の色が浮かんでいた。
国道402号就実高校横の交差点の心霊考察
この交差点で頻発する心霊現象は、単なる偶然では済まされない連続性を持っている。
目撃される霊体、事故の異常性、そして高齢者の証言──それらはすべて、戦時中の“死体置き場”という過去に収束している。
人が無念のまま命を落とし、魂の行き場を失ったとき、その地に“何か”が残るのかもしれない。
そして、それは通行人や車の運転手といった現代の人々にさえも、影を落とし続けている。
特に、交通事故が霊的干渉によって引き起こされている可能性は否定できない。
ふらふらと飛び出す歩行者の行動には、「意識の混濁」以上の何かが作用していると見るべきである。
この交差点は、見た目にはごく普通の道である。
しかし、夜になると、その場所は過去と現在が交錯する“境界”となり、彷徨う霊たちが再び現れるのである。
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