津山の石山寺のウワサの心霊話

岡山県津山市にある石山寺は、津山城築城にまつわる歴史を背負う由緒ある寺院である。しかしこの地には、少年の霊が現れる、道中で子供の幽霊に取り憑かれそうになるなど、数々の不気味な心霊の噂が絶えない。今回は、津山の石山寺にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


津山の石山寺とは?

津山の石山寺の外観

津山の石山寺は、岡山県津山市大谷に位置する古刹である。

その歴史は慶長8(1603)年に遡り、森忠政が津山城を築城する際、この地で最初に石を切り出したことに由来する。

当時、石材の切り出し中に事故が相次いだため、亡くなった者を弔い工事の無事を祈願するために寺が建立されたと伝わる。

その後、摩利支天を祀る祈願所として庶民の信仰を集め、落合町や津山市山方の寺院、さらには旭町の南光寺と石山摩利支天堂を合併し、昭和12年に現在の寺名「石山寺」と改称された。

周囲には石切場跡が残り、今なお岩肌には当時のノミの痕が生々しく刻まれている。

車で訪れるには道幅が極端に狭く未舗装の部分も多い。

急峻な坂には切り返しが必要な鋭角のカーブが二箇所あり、対向車と出くわしたなら身動きが取れなくなるだろう。

歩きであっても楽な道ではないが、それでも歩くほうが無難とされる。


津山の石山寺の心霊現象

津山の石山寺の心霊現象は、

  • 少年の霊が現れる
  • 山道で子供の霊に取り憑かれそうになる
  • 急に肩が重くなる

である。以下、これらの怪異について記述する。

津山の石山寺では、しばしば少年の霊が現れるという。

境内のどこかからこちらを覗き込む幼い視線を感じ、振り返ればそこには誰もいない。

だが足音や小さな笑い声が、風に混じって耳に届くことがあるという。

また、石山寺へと続く細い山道では、子供の霊に取り憑かれそうになるとの噂が絶えない。

実際、知人二人が肝試しに訪れた際、車で登る途中に突然後部座席が重く沈み込み、車内に冷気が走った。

何かが乗り込んできた感触に慄きながらも麓まで引き返し、霊感の強い人物にお祓いを受けたところ、肩が一気に軽くなったそうだ。

こうした話は枚挙に暇がなく、特に夜間や雨の日に訪れれば、その気配はいっそう濃厚になると言われている。


津山の石山寺の心霊体験談

実際にこの寺を訪れた者の話によれば、石山寺の境内に入った瞬間、空気が変わったのを感じたという。

背筋を這い上がるような冷たさがあり、鳥居をくぐるとさらに圧迫感が増した。

ある者は石切場跡の近くで、誰かに袖を引かれる感触を覚えた。

慌てて振り返るも当然そこには誰もいない。

だが地面に目を落とすと、子供の小さな足跡が点々と湿った土に残っていたという。

また別の人物は、寺へ向かう途中の急坂で、車のハンドルが勝手に切れる感覚に襲われ崖側へ寄っていった。

あわや転落かと叫びながら必死にブレーキを踏むと、突然車は止まり、その途端にフロントガラスに子供の手形が浮かび上がったという。


津山の石山寺の心霊考察

津山の石山寺は、元より多くの事故死者を出した石切場に建てられた寺である。

そのため、怨嗟や無念といった思念が未だにこの地に留まり、訪れる者へ干渉しているのではないだろうか。

特に子供の霊が多く報告されるのは、かつて石切作業や周辺の労働に動員された子供達の存在が関係しているのかもしれない。

小さな命が理不尽に奪われた場所は、往々にしてその痕跡を残し続ける。

霊感のある者であればなおさら強く感じるだろう。

軽い気持ちで肝試しに訪れる者も多いが、容易に踏み込めば取り憑かれ、帰宅後に異変を訴える事例が少なくないという。

石山寺を訪れる際は、決して興味本位だけで足を運ばないことを強く勧めたい。


津山の石山寺の地図

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