東山ホテル跡地のウワサの心霊話

岡山市にかつて存在した東山ホテル。その跡地には今なお奇妙な噂が絶えず、訪れた者に不可解な体調不良や得体の知れぬ恐怖を与えるという。今回は、東山ホテル跡地にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


東山ホテル跡地とは?

東山ホテル跡地の外観

東山ホテルは、かつて岡山市中区奥市に存在したホテルである。

その歴史を辿ると、元は和風の大型料亭として建設され、複数の個室や宴会場を備えた立派な建物であった。

料亭の廃業後、建物はラブホテルへと転用されたが、やがてこのホテルも静かに幕を下ろす。

廃業後、東山ホテルは廃墟として長らく放置され、その荒れ果てた姿と周囲の不気味な立地条件から、地元では恐れられる心霊スポットとして名を轟かせるようになった。

その後、景観への悪影響を理由に解体され、現在は近隣の福祉施設が管理する職員専用駐車場として利用されている。

しかし、建物が消滅した今もなお、この地には不可解な気配がまとわりつき、人々の間でひそやかに語り継がれているのである。


東山ホテル跡地の心霊現象

東山ホテル跡地の心霊現象は、

  • 正体不明の霊が現れる
  • この場所に近づくと、急に体調を崩し頭痛や吐き気を催す
  • その場から逃げ出したくなるような強い嫌悪感に襲われる
  • 建物がなくなった今もなお、不可視の何かが跡地に留まり続けているかのような感覚に囚われる

である。以下、これらの怪異について記述する。

この場所を訪れた者の多くが、理由のわからぬ重苦しさに襲われるという。

廃墟として存在していた当時、館内に足を踏み入れた若者が突如吐き気を訴え、顔面蒼白になりながら退散した話も伝わっている。

また、ホテル周辺には殉職警察官の慰霊塔が建ち、背後の山には墓地が広がっている。

さらに少し離れた場所には、戦没者を祀る岡山県護国神社が存在する。

これらの存在が示すとおり、東山ホテルは霊的に非常に敏感な土地に無理やり建てられたようにも思える。

ホテル営業中に何らかの目に見えぬ現象が起こり、それが原因で廃業へ追い込まれたのではないかという噂さえある。

そして建物が完全に撤去され、今は駐車場となった現在も、その土地の「気」は変わっていないのかもしれない。

駐車場を利用した職員の中には、意味もなく頭痛を訴える者や、陰に見張られているような感覚を覚える者もいるという。


東山ホテル跡地の心霊体験談

かつてこの場所を肝試しで訪れた若者たちの中には、建物跡を歩いている最中、背後から誰かにつかまれたような冷たい感触を覚えたと語る者がいる。

また、帰宅後もその場にいた時と同じ頭痛に悩まされ、数日間理由のわからぬ悪夢に苛まれた例も報告されている。

跡地を訪れただけで、しばらくの間「自分ではない何か」に付きまとわれているような感覚を覚えた人間もおり、この地に潜む不可視の存在がいまだ人々に干渉を続けていることを物語っている。


東山ホテル跡地の心霊考察

東山ホテル跡地を取り巻く数々の噂や体験談を総合すると、この場所には単なる恐怖心以上の、確実に何か霊的な要因が存在しているように思われる。

もともと慰霊塔や墓地、護国神社といった「死」と深く関わる施設に囲まれた立地であることが、その原因を暗示しているのは明白である。

そこに無理やりホテルという娯楽施設を築き上げたことで、土地に眠る魂の安寧が乱され、異変を呼び込んだのではないか。

たとえ今は平穏な駐車場に姿を変えていても、その地に刻まれた記憶や念は、容易に消え去るものではない。

ふと訪れた者の心や体に異常をきたすのは、まさにこの場所が未だ完全には鎮まりきっていない証左なのであろう。


東山ホテル跡地の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。