明神三連トンネルのウワサの心霊話

広島県安佐北区にある明神三連トンネルは、自然に囲まれた美しい渓谷の中に位置する一方で、「呪われたトンネル」として数々の心霊現象が囁かれる恐怖のスポットである。今回は、明神三連トンネルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。


明神三連トンネルとは?

明神三連トンネルの外観

明神三連トンネルは、広島県安佐北区南原峡に位置する、かつては普通に通行できた三つ連続のトンネルである。

周囲には加賀津の滝や奇岩群が連なり、自然美にあふれる地であるが、このトンネルには長年「呪われた場所」としての異名がついて回る。

現在は老朽化や事故防止のため閉鎖されており、鉄のバリケードが人々の侵入を阻んでいる。

しかしそれでもなお、興味本位の肝試しや好奇心に駆られた者たちが、この不気味なトンネルへ足を踏み入れ、帰り道で取り返しのつかない恐怖に見舞われるという。


明神三連トンネルの心霊現象

明神三連トンネルの心霊現象は、

  • 最初のトンネルで老人の霊が現れる
  • 二つ目のトンネルで子供の泣き声が響く
  • 三つ目のトンネルで警官の霊が自転車で追いかけてくる
  • トンネルを抜け明神ダムへ辿り着くと、帰り道で事故に遭う
  • 近くの南原峡キャンプ場では火の玉が浮かぶ

である。いずれの現象も、単なる噂では片付けられない不可解な恐怖を孕んでいる。

以下、これらの怪異について記述する。

最初のトンネルでは、うす暗がりの奥に老人がぽつりと座っている姿が目撃される。

その顔はどこか悲しげであり、口を動かして何かを話しているようであるが、その声は耳に届かない。

ただ、その目はまるで助けを乞うかのように訪問者をじっと見つめてくるという。

次のトンネルでは、誰もいない暗闇から幼い子供の泣き声が響く。

トンネルの壁に反響するその声は、生きている人間のものとは思えぬほど怨嗟に満ちており、聞いた者は強い寒気に襲われる。

最後の三つ目のトンネルを進むと、突然自転車に乗った警官の霊が現れる。

ライトもつけずに、真っ暗な道を無言でこちらに突進してくる姿は、この世のものとは思えず、通り過ぎた後も背後に強い視線を感じるという。

そして三つのトンネルを抜けて明神ダムへ辿り着くと、妙に静まり返った水面が不気味な気配を放っている。

その地を訪れた者は、帰り道で不可解な事故に遭い、最悪の場合命を落とすと語られている。

また、近くの南原峡キャンプ場では、トンネルの影響か夜になると火の玉がふわりと漂い、静寂を破るように不意に消える怪事が相次いでいる。


明神三連トンネルの心霊体験談

ある夏の夜、若者たちが肝試しにこのトンネルを訪れた。

最初のトンネルで老人を見たときは、ただの老人かとも思ったが、話しかけようと近づいた瞬間、その姿は霧のように溶けて消えた。

怯えつつも二つ目のトンネルへ進むと、どこからともなく子供のすすり泣く声が響いてきた。

辺りを見渡すが誰もいない。声は次第に強く、泣き声から怒号のように変わり、耳元で叫ばれたとき、全員が恐怖で足を止めた。

三つ目のトンネルでは、闇の奥から自転車のタイヤが地面を擦る音が近づいてきた。

突如現れた警官の霊は無言のまま、すぐそばを通り抜けていったが、その瞬間彼らの身体は氷のように冷たくなったという。

帰路についた彼らは、車で戻る途中、ハンドルを取られるように道を外れそうになった。

数日後、同じメンバーの一人が事故で亡くなり、その夜見た警官の霊の顔が脳裏から離れなかったと、生き残った者は語る。


明神三連トンネルの心霊考察

これらの現象は、ただの都市伝説に過ぎないと一蹴する者もいる。

しかし、実際に事故や怪異に遭遇した者の話は後を絶たない。

最初の老人は、この地で命を落とした人の未練であり、子供の泣き声は過去にあった悲劇を繰り返し伝えようとしているのかもしれない。

警官の霊は、自らの死に気づかず今なお職務を続けているとも考えられる。

明神三連トンネルは自然に囲まれた場所にあり、本来であれば観光や散策を楽しむべき土地である。

しかし、この場所に潜む負の気配が、人々の恐怖心をより強固なものとして現実に引き寄せているのではないか。真相は闇の中である。


明神三連トンネルの地図

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心霊考察 編集部では、全国各地に点在する心霊スポットや怪異、ホラー作品を題材に、体験談や噂、地域に残る語りをもとに記録・考察を行っている。

私たちが扱うのは、出来事の真偽や幽霊の存在を断定することではない。「どのように語られてきたのか」「なぜその場所や出来事が心霊として認識されてきたのか」という視点から、人の認識や記憶、土地の歴史、出来事が結びつく構造を整理している。

近年は「心霊現象の考察」シリーズを中心に、
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