千島公園(昭和山)のウワサの心霊話

大阪市大正区にある千島公園(昭和山)は、都市公園として整備されながらも、首吊りの噂や奇妙な影の目撃談が語られ続けてきた場所である。今回は、千島公園(昭和山)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


千島公園(昭和山)とは?

千島公園(昭和山)の外観

千島公園は大阪市大正区に位置する総合公園であり、その中心には標高33メートルの人工の丘・昭和山がそびえている。

昭和山は、大阪万博を控えた昭和45年(1970)前後、大規模に進められた地下鉄建設工事で発生した大量の残土――およそ170万立方メートルもの土砂を活用して造成された人工山である。

この場所一帯は、かつて貯木池や製材工場が並ぶ木材産業地帯であった。

しかし地盤沈下の影響により機能を失い、1960年代には産業移転が進んだ。

その跡地を利用する形で「千島計画」が策定され、都市計画の象徴として人工の丘と公園が整備されたのである。

現在では展望台、芝生広場、散策路などが整えられ、市民の憩いの場として利用されている。

しかし一方で、この人工山には古くから“奇妙な噂”が根強く残り、暗がりに包まれた夜の昭和山は、別の顔を覗かせると語られている。


千島公園(昭和山)の心霊現象

千島公園(昭和山)の心霊現象は、

  • 首吊り自殺者の霊が目撃される
  • 複数の白い影が徘徊していると噂される
  • 誰もいないのに足音や声が聞こえる
  • 公園内部で方向感覚を失う

である。以下、これらの怪異について記述する。

千島公園には「首吊りの木」と呼ばれる木が存在し、夜間にはその下に白い影が立ち尽くしていたという証言が残る。

中には、幼い頃に散歩中、木の枝から“白い靴下の足”が揺れているのを見たという目撃談もあり、その後、先生が悲鳴を上げたという具体的な記憶まで語られている。

また、昭和山周辺では老人の霊、子どもの霊が現れるとの噂が後を絶たない。

展望台付近で「後ろから足音がついてくる」「振り返ると白い影が木々の間を横切った」といった話が多い。

さらに、人気のない場所から女性のすすり泣きが録音されたという報告や、金属がきしむような音が突然響き渡るといった話も語られている。

風のない夜に木が揺れ、視界の端で影がゆっくりと歪むように動くという体験談も複数見られる。

人工的に築かれた丘であり、元は池や工場跡地であった土地のため、地形のわずかな歪みや音の反響が、神秘的とも不気味とも取れる雰囲気を形成していることは否定できない。


千島公園(昭和山)の心霊体験談

ある人物の体験談が残されている。夏の夜、友人らと花火を終えた後、公園の奥から自分の名を呼ぶ声がしたという。

声の方へ歩みを進めたが、そこには誰もおらず、来た道を戻ろうとしても、なぜか同じ場所ばかりに戻ってしまう。

やがて、後ろから一定のリズムを保った足音が近づいてきた。

振り向くと、肌の色を失ったような白い影が、表情の判別できない顔のまま、ゆっくりと追いかけてきたという。

その人物は必死に逃げたが、足音は絶えずついてくる。

走り続けるうちに意識が薄れ、気がつくと友人宅の玄関先で倒れていた。

友人いわく、「公園の地面にうつ伏せで倒れていたあなたを見つけた」らしく、本人はそこまでの記憶が完全に抜け落ちていたという。

人工の丘という土地の構造か、あるいはそこで亡くなった者たちの念の影響か――理由は不明のままであるが、迷い込んだ者が“帰れなくなる”という話は他にも存在する。


千島公園(昭和山)の心霊考察

千島公園が“心霊スポット”として語られる背景には、首吊り自殺が多かったという噂の存在が大きい。

実際の記録や報道は確認されていないものの、体験談や口コミでは「昔から自殺が絶えなかった」という証言が繰り返されている。

人工的に積み上げられた大量の残土、元は貯木池であった土地、工業地帯の跡地といった複雑な背景から、「気が淀む」「方向感覚が狂う」といった声もある。

深夜の丘では風の抜け方が独特で、音が反響しやすいため、人の気配を錯覚しやすい環境が整っているのも事実である。

しかし、そうした物理的な条件だけでは説明できない体験談が多く残っている点も見逃せない。

声を聞いた、影を見た、足音が背後に続いた――それらは単なる錯覚か、それともこの丘に残された“何か”が存在するのか。判断は訪れた者自身に委ねられている。


千島公園(昭和山)の地図

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