大阪府四條畷市の府民の森むろいけ園地にある室池では、過去の水難事故や自殺、首吊りなどにまつわる心霊現象が多く報告されている。今回は、室池にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
室池とは?

室池とは、大阪府四條畷市の府民の森「むろいけ園地」内に位置する古池・中ヶ池・砂溜池・新池の総称であり、総面積は18.7ヘクタールと広大である。
かつては氷室池とも呼ばれ、冬場には厚い氷が張ったとされる歴史ある池である。
現在は遊歩道や観察園が整備され、家族連れやハイカーが訪れる自然豊かな場所であるが、その一方でこの池周辺では古くから水難事故や入水自殺、さらには首吊りが多かったと語られている。
こうした背景から、室池には自殺者の霊が出るという噂が根強く残っているのである。
室池の心霊現象
室池の心霊現象は、
- 池の上に立つ女性の霊の目撃
- 行方不明になった少女の霊の噂
- 池の近くにあるとされる「首吊りの木」
- 水面や水中に“何か”が浮かぶ、もしくは沈んでいるという証言
- 池底の藻に絡まれたように人が引き込まれると恐れられた水難事故
である。以下、これらの怪異について記述する。
もっとも有名なのは、夜中の室池で「水面の上に人が立っている」という証言である。
霧がかかったように湿気がこもる夜、池の中央に白い影が立ち、じっと岸を見つめていたという目撃談が複数ある。
近づこうとすると影は音もなく消えるが、足音のような波紋だけが静かに広がっていくと語られている。
また、昔この池の近くで行方不明になった少女がいたという話があり、その少女の霊が池の端に立ち、誰かを探すように彷徨うという噂もある。
その姿は決して近づくことはなく、ただ視界の端で揺らめくように見えるだけだとされる。
さらに池の近くには「首吊りの木」と呼ばれる木があるという。
多数の木がある中で、その木だけで首吊りが繰り返されたと語られ、場所を知る地元住民も少ないが、夜にそのあたりを歩くと冷たい風が一点だけ渦巻くように吹き抜けると言われている。
過去には池で藻に絡まり水死する事故が多かったとされ、地元の学校では水泳が禁止されていた時期もあった。
底は深く、藻の揺らぎが人の足にまとわりつくように見えたという証言が残っている。
昔、釣り人が池の底から水死体を引き上げたという話もあり、この池に沈んだ者の数は“少なくない”と恐れられている。
室池の心霊体験談
深夜、男女のカップルが室池を訪れ、車の中で過ごしていたという。
彼らは霊感はまったくなく、心霊目的でもなかった。外は静まり返り、人工音すら聞こえないほどの深夜2時。
二人が軽くふざけ合っていたその瞬間、車のすぐ外から「何だよ」という低い男の声が聞こえた。
驚いた彼氏が慌てて周囲を確認したが、立木の影にも、池のほとりにも、人影はまったくなかったという。
だがそのとき、女性は視界の隅で“池の上に浮かぶ何か”を見てしまった。形ははっきりせず、人かどうかもわからない。
ただ暗闇に溶けながら、こちらの車をじっと見ているように思えたという。その後、二人は逃げるようにその場を離れた。
「室池には何かがいるのだろうか」。彼らの疑問は解けないままである。
室池の心霊考察
室池は自然豊かな場所であり、昼間は穏やかに見える。
しかし、古くは水死や自殺が繰り返され、池の深さや藻の危険性から事故が多発していた歴史もある。
さらに「首吊りの木」の噂や水死体の話など、死にまつわる伝承が多く残っているため、霊の目撃談が続くこと自体は不自然ではない。
とりわけ、水面に立つ女性の霊に関する話は複数の証言が存在し、視覚的な錯覚では説明できない点が多い。
また、深夜に聞こえた謎の声や、水上に浮かぶ“何か”を見た体験談は、過去にこの池で命を落とした者の念が残留している可能性を示唆している。
事故・自殺・行方不明者の噂が重なり、室池は静かな自然と裏腹に、かつての死の記憶が今も薄れず漂い続けている場所であると考えられる。







コメント