佐賀駅近くの廃ホテルのウワサの心霊話

佐賀駅のすぐそばに、長年放置されたままの不気味な廃ホテルがある。1970年代に開業し、1990年代初頭にひっそりと姿を消したこの建物には、今もなお人々の間で語り継がれる不可解な怪異が存在するという。今回は、佐賀駅近くの廃ホテルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。


佐賀駅近くの廃ホテルとは?

佐賀駅近くの廃ホテルの外観

佐賀県佐賀市、佐賀駅南口からわずか徒歩2〜3分。

駅から近いにもかかわらず、人の気配が途絶えた場所に、ひっそりと朽ち果てた建物が存在している。

県道267号線駅西通り沿い、鬱蒼とした木々に覆われたその鉄筋コンクリート3階建ての建物は、かつてラブホテルとして営業していたとされる。

その開業は1970年前後と見られ、1975年の空中写真にも姿が確認されている。

旧佐賀駅が現在地より100m南にあった時代、このホテルは最寄りの宿として一定の需要があったと考えられる。

だが、駅の移設、新たなホテルの出現、時代の移り変わりとともに利用客は減少し、1990年代初頭には廃業に至ったらしい。

建物正面には、1990年代に販売されていたスナック菓子の段ボールが散乱し、また1992〜1999年製の軽ワゴン車がナンバー付きのまま朽ちていることから、営業終了は少なくとも1990年以降と見られる。

現在、建物には「H TEL」の文字だけが残る。

もともとは「ホテル・サガ」あるいは類似の名称だったと推測されている。

錆びた窓格子、崩れた裏口、山積みのゴミ、そして漂う異様な空気……そのすべてが、時の流れを拒むかのようにそこに留まり続けている。


佐賀駅近くの廃ホテルの心霊現象

佐賀駅近くの廃ホテルの心霊現象は、

  • 女性の生首が現れる
  • 空中を回転する異形の顔
  • 建物内から誰もいないはずの話し声が聞こえる
  • 窓からこちらを睨む黒い影

である。以下、これらの怪異について記述する。

もっとも有名な怪異は、「女性の生首」の出現である。

これは単なる目撃談にとどまらず、心霊研究家・濱幸成氏の著書『九州であった怖い話』にも記録されている。

その生首は、長い黒髪を乱し、ミイラのように干からび、皺だらけの肌をしているという。

恐ろしいのは、その姿が空中に浮かび、斜めに傾いたままゆっくりと回転している点である。

まるで何かを探すように視線を彷徨わせながら、無言で、ただ回り続けている。

また、夜になると、廃墟内部から複数人の話し声が聞こえるとされている。

会話の内容は聞き取れないものの、笑い声やすすり泣きのような音が混ざることもあるという。

だが、当然ながら建物内には誰もいない。

さらに、窓の外を覗き込むと、不意に黒い影が視界を遮ることがある。

通行人の影とは明らかに異なる位置・高さから出現するその影は、しばしば“こちらを睨んでいた”という証言が残されている。

それらの現象が、ある日突然起こるのではない。

まるで建物自体が生きているかのように、一定のリズムでそれらは繰り返され、目撃者を増やしている。


佐賀駅近くの廃ホテルの心霊体験談

ある若者の証言によれば、深夜に肝試し目的で訪れた際、建物の外壁を見上げると、3階の窓に白い顔が浮かんでいたという。

その顔は、瞬きもせず、薄暗い月明かりの中でただ静かにこちらを見つめていたらしい。

逃げ出したあとも、しばらく耳鳴りと頭痛が続き、妙な悪夢にうなされたという。

夢の中では、錆びたホテルの廊下を、髪の長い女がずっと追いかけてきたそうだ。


佐賀駅近くの廃ホテルの心霊考察

この廃ホテルにまつわる霊的現象は、単なる噂話では済まされない生々しさを帯びている。

廃業後もなお放置され、朽ちるままに放置されたその姿が、“何か”を呼び寄せているのかもしれない。

中でも「女性の生首」が語られる点は興味深い。

生首というモチーフは、日本の怪談において非常に強い怨念や未練を表す存在であることが多い。

何らかの悲劇が、この建物で、あるいはその周辺でかつて起こった可能性がある。

また、建物全体が「精神病棟のように見える」との証言もあることから、このホテルには単なる宿泊施設以上の、異質な“記憶”が染みついているのではないかと推測される。

果たして、この廃ホテルが完全に崩壊するその日まで、怪異は続くのだろうか。

それとも、誰かが“それ”に気づくことで、何かが解放されるのだろうか。

今なお、佐賀駅近くに静かに佇むこの廃ホテルは、そうした問いかけに、無言で答え続けている。


佐賀駅近くの廃ホテルの地図

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