旧生駒トンネル近くにひっそりと残されている廃屋は、周辺の静かな住宅地とは異質な空気を放ち、古くから不可解な噂がささやかれてきた場所である。今回は、旧生駒トンネル近くの廃屋にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
旧生駒トンネル近くの廃屋とは?

旧生駒トンネルはかつて生駒山を貫いていた歴史ある隧道であり、現在は立ち入りが制限されている場所である。
その近くの側道を進むと、木々に埋もれるようにして古い階段が現れる。
この階段を登り切った先に、長年放置されたまま朽ちた廃屋がある。
周囲は住宅地が広がるが、この廃屋だけがぽっかりと時間から取り残されたように存在しており、昔から地元では「入らないほうがいい場所」としてささやかれてきた場所である。
旧生駒トンネル近くの廃屋の心霊現象
旧生駒トンネル近くの廃屋の心霊現象は、
- 隠された地下室周辺で黒い影が目撃される
- 地下室に向かう階段付近で無数のオーブが撮影されたという話
- 地下に入った若者の1人が急に錯乱状態になったという噂
- 廃屋周辺で夜間、人の気配だけが残るような足音が聞こえるという話
である。以下、これらの怪異について記述する。
廃屋で特に異様な気配があるとされるのが、建物のどこかに隠されていると噂される地下への入り口である。
崩れた壁の裏、床板の隙間、物置の奥など、場所には諸説あるが、見つけた者が極端に少ないことから「意図的に隠されたものではないか」とも言われている。
地下には牢屋のような鉄格子が残されているとの証言があり、そこで黒い影が横切るのを見た、光源のない場所で白い点が複数浮かぶのを撮影した、などの報告がある。
また、肝試しで訪れた若者グループの1人が、この地下室に入った直後から意味のわからない言葉を叫び続け、そのまま外へ連れ出されたという噂もある。
詳細は不明であるが、当時のグループは「地下だけは近づくべきではなかった」と語ったとされる。
廃屋周辺では、夜になると建物の内部から足音のような音が響くことがあると言われ、無人であるはずの場所に「誰かが動いている気配だけがある」と恐れられている。
旧生駒トンネル近くの廃屋の心霊体験談
ある訪問者は、生駒隧道跡を見に行った帰り道、廃屋の近くを通った際に妙な違和感を覚えたという。
住宅地の静けさの中で、その廃屋だけが不自然なほど冷えた空気をまとっており、周囲の木々がほとんど揺れていないのに、廃屋の窓だけが風に押されるように軋んでいたと語る。
近づくつもりはなかったが、階段の方を見た瞬間、視界の端に黒い影が立っていたと錯覚したという。
影は一瞬で消え、気のせいとも思えるが、足がすくむほどの強い視線を感じたと話している。
この人物は廃屋には入らず引き返したが、帰り道、背後から一定の間隔で「コツ、コツ」と靴音のような音がついてくる感覚が離れず、振り返るたびに誰もいなかったと証言している。
気配だけが追ってきたようで、今でも忘れられない体験だと述べている。
旧生駒トンネル近くの廃屋の心霊考察
旧生駒トンネル周辺は歴史が古く、隧道跡や駅舎跡、寺院などが点在するため、本来は静かな山道である。
しかし、その中に突然現れる廃屋は、近隣の生活感から切り離された異質な空間であり、人はその落差に無意識の恐怖を抱くのかもしれない。
黒い影やオーブの噂、地下室での不可解な体験は、暗闇や構造物の老朽化による自然現象とも解釈できる。
しかし、複数の訪問者が「気配だけは確かにあった」と口を揃える点は無視できず、何かしら心理的な作用を生む場所であることは確かである。
霊的なものか、それとも環境が生む錯覚なのかは断定できないが、廃屋と地下室に関する奇妙な噂が絶えないことは、訪れた者が少なからず“ただの空き家ではない”と感じる証左であるといえる。

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