埼玉県にある合角ダム(西秩父桃湖)には、数多くの心霊現象の噂が存在する。赤い橋に立つ女性の霊や、水面に浮かぶ謎の手など、恐怖を誘うエピソードが語り継がれている。今回は、合角ダム(西秩父桃湖)のウワサの心霊話を紹介する。
合角ダム(西秩父桃湖)とは?
合角ダムは、埼玉県秩父市に位置する重力式コンクリートダムで、吉田川に建設された。
2001年に完成したこのダムは、洪水調節や上水道供給、不特定利水を目的とする多目的ダムである。
ダム湖は「西秩父桃湖」と名付けられ、秩父市と小鹿野町にまたがる形で広がっている。
ダムの名前である「合角(かっかく)」は、ダムの建設により水没した合角地区に由来している。
この地域は、縄文時代から江戸時代までの遺跡が発掘されたことでも知られており、歴史的な価値も高い。
また、ダム湖の名前「西秩父桃湖(にしちちぶももこ)」は、当時の埼玉県知事であった土屋義彦氏の長女の名前にちなんで名付けられたが、命名に関しては賛否両論があった。
現在、湖の周辺は美しい自然景観が広がり、観光スポットとしても人気がある。
合角ダムの周辺には、カタクリの群生地や吉田元気村などの観光名所もあり、四季折々の自然を楽しむことができる。
しかし、その美しい景色とは裏腹に、この場所には数多くの心霊現象の噂が存在する。
合角ダム(西秩父桃湖)の心霊現象
合角ダムやその周辺では、以下のような心霊現象が報告されている。
- 赤い橋に立つ女性の霊
赤い橋(倉尾橋)で白い服を着た女性の霊が目撃されることが多く、特に夜間にその姿を確認するという話がある。
- 水面に浮かぶ謎の手
夜になると、湖の水面から白い手が無数に伸びてくるという目撃談があり、ダムの底に沈んだ魂が現世に戻ろうとする姿だと噂されている。
- 悲しげな声やうめき声
湖のほとりで「助けて」や「苦しい」といった声が聞こえることがあり、これらはこの地に埋もれた霊の叫びだと言われている。
- ダム周辺での不気味な影
ダム周辺の山道で、黒い影が車の前に飛び出してくるという報告もある。特に夜間に車で通る際、この影を目撃すると事故を起こしやすいとも言われている。
赤い橋に立つ女性の霊
ダム近くの赤い橋、正式には倉尾橋で、女性の霊が目撃されることが多い。
特に2013年2月11日に、この橋の近くで発見された女性の遺体が心霊現象の原因となっているとの噂がある。
彼女は、自ら命を絶ったのではないかと言われており、その霊が今も橋に現れるのだという。
しかし、この噂は2013年以前から存在しており、霊の正体については謎が多い。
水面に浮かぶ無数の手
夜間、湖の水面から白い手が無数に伸びてくるという現象が報告されている。
これはダムの底に沈んだ霊たちが、水の中から這い上がろうとしている姿だとされ、実際に目撃した人はその恐怖に言葉を失ったという。
悲しげな声やうめき声
夜になると湖のほとりから「助けて」という悲痛な声が聞こえるという報告がある。
この声は、ダム建設により故郷を失った住民や、ここで命を落とした人々の魂が発しているのではないかと考えられている。
特に霧が立ち込める晩には、こうした声を耳にすることが多いという。
ダム周辺での不気味な影
ダム周辺の山道を車で走行中、黒い影が車の前に飛び出してくるという報告もある。
この影を避けようとしてハンドルを切り、事故を起こすケースも少なくない。
この影の正体は不明だが、過去にこの地域で命を落とした霊が姿を現しているのではないかと噂されている。
合角ダム(西秩父桃湖)の心霊体験談
ある男性が夜中にダムの近くを車で通った際、突然目の前に白い服を着た女性が現れたという。
急ブレーキを踏んだものの、その女性は消えてしまい、車を降りて確認しても誰もいなかった。
その後、男性はこの橋で見た女性の霊が、自分の命を奪おうとしていたのではないかと恐怖に震えた。
合角ダム(西秩父桃湖)の心霊考察
合角ダムは、その美しい景観とは裏腹に、数多くの心霊現象が報告されている。
これらの現象は、ダム建設によって地元住民が移転を余儀なくされたことや、工事中の事故などが原因で、土地に強い霊的エネルギーが残っていると考えられる。
特に赤い橋で目撃される女性の霊は、合角ダムが抱える悲しい歴史の一端を示しているのかもしれない。
この地を訪れる際は、霊的な力に十分注意して、無暗に立ち入らないことを心掛けたい。
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