荒川トンネル（双神トンネル）は、埼玉県秩父市に位置し、その不気味な雰囲気と数々の怪異現象で知られる心霊スポットである。特に夜間は訪れる者も少なく、トンネル内には車のヘッドライトが唯一の光源となる。その薄暗い空間に、悪意を感じさせる霊たちが潜んでいると言われている。今回は、荒川トンネル（双神トンネル）のウワサの心霊話を紹介する。

荒川トンネル（双神トンネル）とは？

荒川トンネルは、かつて山岳地帯を貫通する交通路として建設された。

トンネルの歴史には数多くの不幸な出来事が含まれており、特に建設時には事故が多発し、犠牲者も少なくなかった。

このような経緯から、トンネル自体が強い霊的エネルギーを帯びるようになったとされる。

正式名称は「双神トンネル」だが、荒川の名を取って「荒川トンネル」とも呼ばれている。

道幅が狭く、トンネル内での車両のすれ違いが困難であるため、運転中に何か異変を感じたとしても立ち止まることは難しい。

トンネルに足を踏み入れる者は、常に緊張を強いられる場所である。

荒川トンネル（双神トンネル）の心霊現象

荒川トンネルで報告されている心霊現象は、以下の通りである。

• 窓に手形がつく

  深夜に車でトンネルを通ると、車の窓に得体の知れない手形がついていることがある。

• 背後からの足音

  トンネル内を歩いていると、背後から誰かが足音を立てて追いかけてくる感覚がある。

• 幽霊が追いかけてくる

  車や歩行者に向かって幽霊が追いかけてくることがあり、その恐怖により事故を起こしかける者もいる。

• 謎の声

  トンネル内で聞こえるはずのない声が響くことがある。声の主は見えないが、その存在感は非常に強い。

特に恐ろしいとされるのは、「背後から追いかけてくる霊」である。

ある目撃者は、深夜に車でトンネルを通過中、突然車の後方から重い足音が響き始めたという。

次第にその足音は車に近づき、まるで幽霊が車の後を追いかけているかのようだった。

恐怖でパニックになりそうな状態で車を走らせ続け、トンネルを抜けた瞬間、その足音はピタリと止まったという。

また、トンネルの中ほどを通過しているとき、車の窓に突然大きな手形がついていることに気付いたという証言もある。

運転手が驚いて車を止めると、まるで見えない何かが車の周りを回っているような感覚に襲われ、急いでトンネルを抜け出したという。

この手形は、まるで助けを求めるかのように、不気味に張り付いていたと語られている。

さらに、トンネル近くの蕎麦屋で食事をしていた人々の間でも怪奇現象が報告されている。

誰もいないはずの席から話し声やすすり泣くような音が聞こえたり、突然店内の温度が下がるといった不可解な現象が起こるという。

これらの現象が、荒川トンネルにいる霊的存在とどのように関係しているのかは分からないが、この付近一帯に霊的な力が強く存在していることは明らかである。

荒川トンネル（双神トンネル）の心霊体験談

ある訪問者は、真夜中にトンネルを歩いていた際、背後からしつこく足音が近づいてくるのを感じた。

振り返ると、誰もいないはずなのに、薄暗いトンネルの奥から白い影がこちらに向かってきていたという。

あまりの恐怖に走って逃げ出したが、その影はトンネルを出るまでずっと追いかけてきたという。

また、別の体験者は、トンネル内で車が急にエンストし、再始動しようとしてもなかなかエンジンがかからなかった。

ルームミラーで後部座席を確認すると、真っ白な顔の女性がじっとこちらを見ていた。

目をそらして再び見たときには、彼女の姿は消えていたという。

荒川トンネル（双神トンネル）の心霊考察

これらの心霊現象は、トンネル建設中の事故や、付近での不幸な出来事が原因と考えられている。

後ろから追いかけてくる霊は、無念を抱えた怨霊であり、訪れる人々に自分の存在を知らせようとしているのかもしれない。

特に、夜間は霊的なエネルギーが高まり、異常現象が頻発するため、決して軽い気持ちで訪れるべき場所ではないだろう。

荒川トンネルを訪れる際は、十分な注意と敬意を払って臨むことが求められる。

荒川トンネル（双神トンネル）の地図