栃木県の廃レストラン「ブルースカイ」は、いじめによる焼身自殺や経営者の自殺といった悲劇的なウワサに包まれ、現在では心霊スポットとして知られている。今回は、ブルースカイのウワサの心霊話を紹介する。
ブルースカイとは?
ブルースカイは、栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺に位置する、鬼怒川沿いの廃レストランである。
この建物は1966年に竣工し、かつては景色を楽しみながら食事ができるレストランとして営業していた。
建物は鉄骨2階建てで、アーチ状のデザインを持つ美しい外観だった。
しかし、1970年代には鬼怒川に架かる橋の閉鎖や交通事情の影響により、客足が減少。
結果的に1980年代初頭には廃墟となった。
廃業後、建物は放置され、荒廃が進む一方で、不気味なウワサや心霊現象の報告が広がり、地元でも心霊スポットとして名を馳せるようになった。
現在では、草木が生い茂り、完全に自然に埋もれる形で残されている。
ブルースカイの心霊現象
ブルースカイで報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 顔が焼けただれた女性の幽霊が現れる
- 首を吊ったオーナーの幽霊が目撃される
- 写真に不気味な人影が写り込む
- 建物内で謎のすすり泣きが聞こえる
- 河川敷で自殺者の霊が出没する
顔が焼けただれた女性の幽霊が現れる
ブルースカイで最も有名な心霊現象が、女性店員の幽霊である。
この店員は、勤務中に同僚からのいじめに耐えかね、店の前で灯油をかぶり焼身自殺をしたと言われている。
現在でも、建物内では顔が焼けただれた女性の姿が目撃され、近づくとすっと消えてしまうという。
首を吊ったオーナーの幽霊が目撃される
女性店員の自殺が原因で経営が悪化し、最終的にレストランのオーナーが首を吊って自殺したというウワサがある。
そのため、建物の2階では首を吊った男性の霊が現れるとされている。
写真に不気味な人影が写り込む
訪問者が建物内で写真を撮影すると、人影や顔のようなものが写り込むことがあるという。
特に円形ホールや焼け焦げた柱付近での撮影において心霊写真が撮れる確率が高いとされる。
建物内で謎のすすり泣きが聞こえる
夜間に建物を訪れた者は、すすり泣きや悲鳴のような音を聞いたと報告している。
音の発生源を探しても何も見つからず、不安と恐怖が訪問者を襲う。
河川敷で自殺者の霊が出没する
ブルースカイの近くには鬼怒川が流れており、その橋は飛び降り自殺の名所としても知られている。
河川敷では、自殺者の霊が出没すると言われ、建物の中だけでなく周囲のエリアにも霊的な影響が及んでいるとされる。
ブルースカイの心霊体験談
体験談1
深夜に訪れた男性グループが、建物の2階で首を吊った男性の幽霊を目撃。
幽霊は突然消え、その直後にグループ全員が原因不明の体調不良に見舞われたという。
体験談2
ある女性が昼間に訪れた際、1階の焼け焦げた柱付近で写真を撮影。
その写真には、顔が焼けただれた女性の姿がはっきりと写り込んでいた。
恐ろしくなった彼女はその場を立ち去り、後に写真を削除したという。
体験談3
河川敷で霊感の強い友人が突然泣き出し、「自殺した人たちが私を見ている」と語った。
その後、友人は1週間近く悪夢に悩まされたという。
ブルースカイの心霊考察
ブルースカイの心霊現象は、その悲惨な歴史と関係が深いと考えられる。
いじめや自殺、経営難といった負の感情が建物やその周辺に刻まれ、霊的な活動を引き起こしているのかもしれない。
また、廃墟特有の不気味な雰囲気が訪問者の心理に影響を与え、心霊現象を感じやすくさせている可能性もある。
ただし、一部のウワサについては信憑性が低いとの指摘もある。
実際には橋の閉鎖など交通事情による客足の減少が廃業の原因である可能性が高い。
また、解体されない理由については不動産登記上の税金対策という現実的な要因も挙げられている。
ブルースカイは、その過去の悲劇と不気味な雰囲気が訪問者を引き寄せる心霊スポットである。
興味本位で訪れる際には、安全を確保し、地元住民や所有者への配慮を忘れないようにしたい。
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