中国自動車道の一部区間には、「魔のカーブ」と呼ばれる事故多発地帯が存在する。そこでは霧や不可解な事故が相次ぎ、さらには老爺の霊が現れるという不気味な噂も囁かれている。今回は、魔のカーブ(中国自動車道)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
魔のカーブ(中国自動車道)とは?
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中国自動車道の山口県美祢市、美祢インターチェンジから美祢西インターチェンジにかけての区間は、古くから「魔のカーブ」として知られている。
伊佐パーキングエリア付近を含むこのエリアでは、急なカーブと激しいアップダウンが連続し、事故が多発している。
昭和40年代に開通したこの中国道の一部は、当時の道路技術と地形の制約により、非常に走行難度の高い構造となった。
特に逆バンク(内側ではなく外側に傾いたカーブ)が存在するという噂もあり、ただの運転ミスでは説明がつかないような事故が繰り返されてきた。
魔のカーブ(中国自動車道)の心霊現象
魔のカーブ(中国自動車道)の心霊現象は、
- 老爺の霊が道路に現れる
- 急カーブで霧が発生し、視界が突然遮られる
- カーブの途中で「引っ張られるような力」を感じる
- 不可解な交通事故が繰り返し起こる
である。以下、これらの怪異について記述する。
まず、老爺の霊についてであるが、夜間に車を運転していると、カーブの先に杖をついた老人の姿が浮かび上がるという目撃談が後を絶たない。
急ブレーキをかけると、その姿は忽然と消えるが、直後にハンドルが効かなくなり、ガードレールに衝突するという報告もある。
次に、視界を奪う霧の現象である。この区間では突然天候が変わり、わずか数秒で霧が発生するという事例が多発している。
晴れていた道が一瞬にして白く染まり、前方が見えなくなる恐怖は想像を絶する。
また、「引っ張られる力」についてであるが、逆バンク構造のせいか、運転手はまるで車体ごと外側のガードレールに吸い寄せられるような感覚を覚えるという。
その感覚は、「何か」に導かれているかのように錯覚するほどである。
これらの怪奇現象の結果、このエリアでは高級車やバスの連続事故、著名人の死を含む数々の悲劇が繰り返されてきた。
特に2013年に発生した桜塚やっくんの事故は、その象徴的な事件として多くの人の記憶に残っている。
魔のカーブ(中国自動車道)の心霊体験談
ある運転手の証言によると、深夜に伊佐パーキングを出発し、美祢西方面へ走っていた際、急カーブに差し掛かると突然フロントガラスが曇り、外が何も見えなくなったという。
曇りを拭おうとした瞬間、ヘッドライトの光が老爺の姿を捉えた。
とっさにハンドルを切ったものの、次に気づいた時には、車体は路肩に乗り上げ、左後輪が浮いていた。
事故にはならなかったものの、不可解な現象に震えが止まらなかったという。
魔のカーブ(中国自動車道)の心霊考察
このエリアで発生する心霊現象は、単なる心理的錯覚では片付けられない異質さを持っている。
事故の頻度、霧や視界不良の発生、地形構造、そして霊の目撃談――これらは偶然の一致とは思えない。
特に「逆バンク」と呼ばれるカーブの構造が、まるで人間の操作を嘲笑うかのように車両の挙動を狂わせる。
その不可解な挙動は「物理法則を越えた何か」が作用しているとしか思えない。
また、老爺の霊に関する目撃談はあまりにも多く、単なる都市伝説とは言い切れないリアリティを帯びている。
もしかすると、この地には何か強い念が残留しており、不注意な者を引き寄せ、試すかのように命を奪っているのかもしれない。
「魔のカーブ」は、霊的な異常と構造的な危険が交差する場所であり、ただの交通事故多発地帯ではない。
そこには、人智を超えた“何か”が確かに存在しているように思えてならない。
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