佐賀県伊万里市にある歩道橋「ドレミのかけ橋」は、見た目こそ平凡な橋であるが、飛び降り自殺未遂や白い服の女の目撃談など、数々の異常な現象が報告されている。今回は、ドレミのかけ橋にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ドレミのかけ橋とは?

「ドレミのかけ橋」とは、佐賀県伊万里市二里町に位置する歩行者用の連絡橋である。
1986年に竣工し、国見台運動公園とフォレストイン伊万里(旧厚生年金休暇センター)を結ぶ役割を果たしている。
地元住民にとっては何気ない生活の一部であるこの橋だが、次第に“異様な場所”として知られるようになった。
というのも、橋の高さ自体はそれほどではないにもかかわらず、ここから飛び降りを図る人間が後を絶たないのである。
致命傷には至らずとも、骨折や意識不明の重体など、何かに取り憑かれたかのように人が飛び降りる。
その異常さに気づいた住民たちは、いつしかこの橋を「心霊スポット」として恐れるようになった。
ドレミのかけ橋の心霊現象
ドレミのかけ橋の心霊現象は、
- 白い服を着た女性の霊が現れる
- 橋の下の道路に突然人影が現れる
- 自殺未遂が相次ぐ
- 国見台運動公園での不審死の多発
である。以下、これらの怪異について記述する。
白い服を着た女性の霊が現れる
最も有名な霊現象は、夜中に橋の下の道路付近に現れる「白い服の女」である。
目撃者の証言によると、突如として現れるその姿は、車のヘッドライトに照らされるや否や、ゆっくりと消えていくという。
決して生きた人間には見えない、異様な静けさと冷気をまとっている。
橋の下の道路に突然人影が現れる
深夜、帰宅途中のドライバーが橋の下を通過した瞬間、道路上に「人が倒れている」のを発見するという例が後を絶たない。
実際に救急車が出動するようなケースもあり、単なる幻覚とは言い切れない。
意識を取り戻した自殺未遂者の中には、「気がついたら飛び降りていた」「背中を押された気がした」と語る者もいる。
自殺未遂が相次ぐ
前述の通り、橋の高さは致命傷に至るほどではない。
しかし、それでも飛び降りようとする者が後を絶たない。
不自然な頻度で発生する未遂事件に、「何かがこの橋に人を誘っているのではないか」と恐れられている。
国見台運動公園での不審死の多発
橋と隣接する国見台運動公園でも、不可解な死が相次いでいる。
遺体発見時の状況や死因が不明瞭なケースもあり、橋と公園が“何か”によって繋がれているという噂に拍車をかけている。
ドレミのかけ橋の心霊体験談
ある人物が夜間、橋の下を車で通過していたときのこと。視界の端に、人が倒れているのが見えた。
慌ててブレーキを踏み、車を止め、救急車を呼んだという。
幸い、その人物は足を骨折しただけで命に別状はなかった。しかし、その後も彼はこう語る。
「なぜこんな場所で倒れていたのか、自分でも説明がつかないと言っていた。
まるで夢遊病のようだったと」
この体験は、単なる事故として片づけられない“異質さ”を孕んでいる。
ドレミのかけ橋の心霊考察
この橋にまつわる心霊現象は、偶然の産物では説明がつかないほど、共通した傾向と反復性を持っている。
特に“飛び降り未遂”という点においては、場所に取り憑いた霊的な“意志”の存在を感じずにはいられない。
白い服の女の霊が、何かを訴えるように現れるという点も、橋にまつわる過去の悲劇と無関係ではなかろう。
もしかすると、この地に未練を残した者が、無意識のうちに通行人に「同じ苦しみを味わわせよう」としているのかもしれない。
伊万里という静かな町にひっそりと佇む「ドレミのかけ橋」。
この場所を、ただの歩道橋と侮ることなかれ。そこには、確かに“何か”が存在している。
コメント