徳島県名西郡石井町に位置する旧童学寺トンネル(通称:石井トンネル)。かつては地元住民の生活道路として利用されていたが、新しいトンネルが完成したことで役目を終え、現在はコンクリートで封鎖されている。荒れ果てたトンネル周辺には不気味な雰囲気が漂い、多くの心霊現象が報告されている。今回は、旧童学寺トンネルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
旧童学寺トンネル(石井トンネル)とは?
旧童学寺トンネルは、徳島県道20号線沿いに位置していたトンネルで、「石井のお化けトンネル」とも呼ばれる心霊スポットである。
昭和時代に作られたこのトンネルは、2001年に新しい童学寺トンネルが完成したことでその役割を終え、2004年に完全封鎖された。
現在、トンネル自体はコンクリートで封鎖されているが、周辺には廃墟や山道があり、不気味な雰囲気が漂っている。
また、この場所が心霊スポットとして恐れられるのは、数々の怪奇現象や恐ろしい噂が語り継がれているためである。
旧童学寺トンネル(石井トンネル)の心霊現象
旧童学寺トンネルで報告されている主な心霊現象は以下の通りである。
- トンネル内での首吊り自殺者の霊
- 血まみれの男性の幽霊
- トンネル内を彷徨う女性の霊
- 携帯電話に届く謎のメール
- 封鎖されたコンクリート壁から現れる手
- 異常な山道での時間の歪み
これらの現象は訪れる者を恐怖のどん底に突き落とし、多くの噂を生む原因となっている。
トンネル内での首吊り自殺者の霊
このトンネルでは、過去に首吊り自殺をした男性の霊が目撃されている。
彼は血まみれの姿で現れると言われ、訪れた者に強い恐怖を与える。
トンネルの封鎖後も、その霊は現れる場所を変え、トンネル周辺に出没するとされている。
血まみれの男性の幽霊
血まみれの男性の幽霊がトンネル内に出現するという目撃談が多い。
その姿は異様で、全身を血で染めた彼が訪問者にじっと視線を送るという。
彼の存在が、トンネルが封鎖された理由の一つではないかと噂されている。
トンネル内を彷徨う女性の霊
女性の霊もまた、このトンネルで頻繁に目撃される。
彼女はトンネル内を彷徨うだけでなく、トンネル前に立ち尽くしていることもあり、その姿は訪問者に強い不安を与える。
携帯電話に届く謎のメール
トンネル内を探索していると、「ナニシテルノ」という内容のメールが突然届くことがあるという。
この現象は特定の通信キャリアに関係なく起きており、そのメールが届くと奇妙な出来事が立て続けに起こると言われている。
封鎖されたコンクリート壁から現れる手
封鎖されたトンネルのコンクリート壁から手が現れ、訪問者を引き込もうとするという話もある。
この怪異は、物理的には説明がつかないため、多くの人々を震え上がらせている。
異常な山道での時間の歪み
トンネルに向かう山道では、時間が歪むという奇妙な現象が報告されている。
10分ほどで抜けられるはずの道が30分以上かかることがあり、その間に同じ風景を何度も目にするという。
また、同行者が不自然な行動を取ることもあり、異常な空間に迷い込む感覚を覚える者もいる。
旧童学寺トンネル(石井トンネル)の心霊体験談
以下は、実際に訪れた人々が語る恐怖体験の一部である。
トンネルの中を歩く老人が突然消えた
車で通りかかった際、老人がトンネルの方に向かって歩いているのを目撃した。
しかし、次の瞬間には彼の姿は消えており、その後100メートルほど走った先で林の中から無表情でこちらを見ている老人の姿を発見した。
車窓に無数の子どもの手形が付いた
ドライブで訪れた際、帰りにガソリンスタンドに立ち寄ったところ、車の窓ガラス全体に小さな手形がびっしりと付いていた。
恐ろしくなり、その車は後日廃車にされたという。
山道での時間の異常
女友達と訪れた際、帰り道に異常な時間感覚を体験。
いつまで経っても同じ山道を進んでいるように感じた。
同行者も会話がおかしくなり、戻るまでに30分以上を要した。
旧童学寺トンネル(石井トンネル)の心霊考察
旧童学寺トンネルで語られる心霊現象や体験談は、多くが封鎖される前からの噂に基づいている。
しかし、その現象の多くは現在も報告されており、トンネル周辺の地形や環境自体に何らかの霊的な要素があるのではないかと考える者もいる。
特に、トンネル封鎖が霊的な現象に起因している可能性は否定できない。
過去の事故や自殺の影響が強く残っているとすれば、この場所に立ち入ることはさらなる霊的干渉を招く危険性がある。
旧童学寺トンネルは、興味本位で訪れるべき場所ではなく、その歴史や背景に敬意を払い、慎重に行動するべきである。
訪れる際は、自己責任で恐怖と向き合う覚悟が必要だ。
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