旧宮代病院

埼玉県南埼玉郡にある「旧宮代病院」は、開業することなく廃墟となり、その後心霊スポットとして噂されている。今回は、さまざまな不気味な現象が報告される旧宮代病院のウワサの心霊話を紹介する。

旧宮代病院とは?

旧宮代病院は、埼玉県南埼玉郡宮代町に存在した病院で、バブル期の1980年代後半に建設が開始されたものの、バブル崩壊の影響を受けて中断され、完成することなく放置された。

元々、大きな入院施設がなかった宮代町に、新しい病院を建設する計画であったが、建設会社の経済破綻や、地元医師会からの圧力などの影響で、病院が開業することはなかった。

その後、病院の建物は廃墟となり、地元住民や若者たちの肝試しの場として知られるようになった。

廃墟状態の建物には、夜間に多くの侵入者が訪れ、ガラスが割られたり、中で火を焚くなどの行為が繰り返されたため、施設はタールで封鎖され、一部の窓からしか侵入できないようになっていた。

しかし、この不気味な病院は次第に心霊スポットとしての評判を高め、多くの恐怖体験が報告されるようになった。

旧宮代病院の心霊現象

旧宮代病院では、次のような心霊現象が報告されている。

  • 白衣を着た男性がエレベーター前に立っている
  • 「半殺しにするぞ」という叫び声が背後から聞こえる
  • 何者かに追いかけられる感覚を覚える
  • 窓から飛び降りると、霊が一緒に降りてくる

これらの現象は、特に夜間に訪れた者によって体験されており、多くの人々が異様な恐怖を感じている。

旧宮代病院の中で特に有名な目撃例は、1階のエレベーター前に現れる白衣を着た男性である。

この男性は手にメスを持ち、無言で立っている姿が報告されている。

肝試しで訪れた者たちは、この男性の姿を見た瞬間、凍りつくような恐怖を感じるという。

また、病院の前に立っていると、突然背後から「中に入ったら半殺しにする」という叫び声が聞こえる。

この声は一瞬で消え、その後に不気味な静寂が訪れる。

中に入ると、まるで何者かに追いかけられているかのように足音が響き、振り返るとそこには誰もいない。

さらに、最も恐ろしい体験として知られているのは、窓から飛び降りた者が霊に引きずり込まれるという現象である。

この体験者たちは、飛び降りる際に霊が一緒に降りてきたと感じ、その後もしばらく精神的な不安に悩まされることが多い。

旧宮代病院の心霊体験談

実際に旧宮代病院を訪れたある男性は、友人と肝試しに出かけた際、建物の前に立った瞬間、背後から「ドンッ!」という壁を蹴るような大きな音が聞こえたという。

友人と共に恐怖に襲われながらも中に入ったが、途中で何かに追いかけられているような感覚に襲われ、急いで建物から逃げ出した。

この体験談は、他の訪問者からも似たような報告がなされており、同様に「何かに追いかけられた」という証言が多く寄せられている。

旧宮代病院の心霊考察

旧宮代病院に現れる霊や心霊現象は、この場所が一度も病院として開業されずに廃墟となり、長年放置されてきたことが原因だと考えられている。

白衣の男性や「半殺しにするぞ」という叫び声は、病院が開業されなかったことに対する無念の感情が霊的な形で表れている可能性がある。

また、窓から飛び降りると霊が一緒に降りてくるという現象は、この場所に未練を残した何かが、訪問者たちを引きずり込もうとしているのかもしれない。

現在、この建物は取り壊されずに老人ホームとして再利用されているが、かつての宮代病院が持っていた暗い歴史と心霊現象のウワサは、今もなお語り継がれている。​

旧宮代病院の地図

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近年は「心霊現象の考察」シリーズを中心に、
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