愛媛県砥部町にある小さなため池「原池」。一見すると普通の農業用ため池であるが、その静かな水面の下には恐ろしい心霊話が隠されている。今回は、原池のウワサの心霊話を紹介する。
原池とは?
原池(はらいけ)は、愛媛県伊予郡砥部町の砥部小学校近くに位置する小さなため池である。
地域の農業用水として利用されてきたが、その存在は地元の人々にとって単なる水源以上の意味を持つ。
原池には50年間で32人もの命が奪われたという恐ろしいウワサがあり、心霊スポットとして広く知られている。
池の周囲にはフェンスなどの安全対策がなく、土手は滑りやすいため、転落事故が起こりやすい状況にある。
また、池の近くには古いお地蔵様が立ち、池にまつわる供養や安全祈願のために設置されたものと考えられている。
原池の心霊現象
原池で語られる心霊現象は以下の通りである。
- もんぺ姿の霊が出現
- 池に引きずり込まれる感覚
- 不可解な声や音
- 水難事故の多発
- お地蔵様の異変
もんぺ姿の霊が出現
原池の最も有名な心霊現象は、もんぺ姿の霊が現れるというものである。
もんぺを履いた女性や男性が池の近くに立ち、訪れた人に話しかけるという。
その声に応じてしまうと、知らないうちに池の中へと誘い込まれるとされる。
池に引きずり込まれる感覚
池の周辺を歩くと、何かに足を掴まれるような感覚を覚えるという証言が多い。
これは、過去に池で命を落とした者の霊が、生者を引きずり込もうとしているのではないかと恐れられている。
不可解な声や音
夜間、池の近くで誰もいないはずなのに話し声や笑い声、さらには足音が聞こえるとされる。
これらの音は、池の犠牲者の霊が発しているのではないかと考えられている。
水難事故の多発
原池では、過去50年間で32人もの人々が命を落としたというウワサがある。
池の周囲の滑りやすい土手や、登る手がかりのない構造が事故を助長している可能性が高い。
お地蔵様の異変
原池近くのお地蔵様は、供養のために設置されているが、ある日突然その位置が変わっていたという話がある。
この異変は、霊的な力が関与しているのではないかとウワサされている。
原池の心霊体験談
体験談1
声に誘われた少年 ある少年が池の近くで遊んでいた際、もんぺ姿の女性が池のほとりで手招きをしているのを見た。
母親だと思い、声に応じて池へ近づいた少年は、そのまま池に引き込まれそうになった。
幸運にも友人が大人を呼び助けられたが、その女性は少年の母親ではなかった。
体験談2
深夜の恐怖 深夜、男性が車で池の近くを通りかかった際、窓の外にもんぺ姿の女性が立っているのを目撃した。
驚いて車を止めると、女性は車の側面を叩きながら何かを囁いていた。
恐怖のあまり、その場を全速力で立ち去ったという。
原池の心霊考察
原池の心霊現象は、その歴史や地理的条件、そして過去の水難事故が複合的に絡み合った結果であると考えられる。
特にもんぺ姿の霊や池に引きずり込まれる現象は、地域の人々が池の危険性を教訓として語り継ぐ中で生まれた話である可能性もある。
一方で、実際に犠牲者が出ている事実や、霊的な現象を目撃したという証言が多いことから、完全に否定することも難しい。
池の静けさや夜間の薄暗さが恐怖心を煽り、心霊現象の一因となっている可能性もあるが、科学的には説明できない部分も多い。
原池にまつわる数々の心霊現象は、訪れる人々に恐怖と興味を抱かせる。
その静寂の中には、語り継がれる数々の物語が息づいているのかもしれない。
あなたもこの池を訪れる際には、霊たちの存在を感じながら、足元に十分注意してほしい。
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