佐賀県佐賀市の国道264号線沿いに建つ、とあるマンション。この場所には、静かにしておくべき“何か”が眠っていた──今回は、佐賀市の幽霊マンションにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
佐賀市の幽霊マンションとは?

通称「幽霊マンション」と呼ばれるこの建物の場所は元々広大な墓地であり、周囲には今もなお寺院が点在している。
やがて、墓地はパチンコ店を運営する企業により買収され、その地には遊技場が建てられた。
しかし、営業中に“ある事件”が発生し、パチンコ店は早々に閉鎖。
続いて建設されたのが現在のマンションである。
だが、この土地に“祓い”は施されたのか。
あるいは、眠っていた霊たちは、目を覚ましたままだったのではないか。
以降、この場所では不気味な出来事が絶えず、人々の間では次第に「祟りのマンション」として恐れられるようになった。
佐賀市の幽霊マンションの心霊現象
佐賀市の幽霊マンションの心霊現象は、
- 夜な夜な聞こえる、誰もいない部屋からのうめき声
- 廊下の防犯カメラに映る“人ではない何か”の影
- 部屋に住む住民の不可解な体調不良と連鎖する事故
- 管理会社や建築会社が次々と倒産していく不気味な経緯
である。以下、これらの怪異について記述する。
まず、最も多く報告されているのは「うめき声」の怪異である。
真夜中、部屋にひとりでいても、どこからともなくかすれた呻き声が聞こえてくるという。
耳を澄ますと、まるで苦しみの中で何かを訴えているようだが、その声の主は確かに存在しない。
次に異様なのは、監視カメラの映像である。深夜、エレベーターホールや廊下に“影”のようなものが映り込むことがある。
人の形をしてはいるが、異様に痩せ細り、首だけが異様に傾いているという証言が多い。
その映像が原因で退去を決めた住人も少なくない。
また、このマンションに入居した人々の間では、謎の頭痛や吐き気など、体調不良が連鎖的に起こるとも言われている。
中には、自殺をほのめかすような言動を取る者もおり、ただの偶然では済まされない空気が漂っている。
そして特筆すべきは、この物件に関わった企業の不可解な“倒産”の連続である。
マンションの管理会社、そして建築を請け負った会社が、いずれも廃業に追い込まれている。
その背後に見え隠れするのは、果たして霊の怒りか、それともこの土地そのものが持つ“呪い”なのか──。
佐賀市の幽霊マンションの心霊体験談
ある住民は、引っ越して間もない夜に、ベッドの下から“誰かが這い出てくる音”を聞いたという。
確認すると当然誰もいなかったが、翌朝、ベッドの下には泥のような黒い染みがあった。
また別の住人は、ふとした瞬間に鏡の中に知らない女の顔が映っていたという。
見間違いだと思いたかったが、その夜、枕元から低い声で「返せ……」と囁かれたという。
佐賀市の幽霊マンションの心霊考察
このマンションにまつわる怪異の根源は、やはり「土地の記憶」にあると考えられる。
もともと墓地であったこの場所は、供養もままならぬまま開発の波に呑み込まれた。
浮かばれぬ霊たちが、今なおこの地に留まり、人々に警告を発しているのだとしたら──。
静かであるはずの地に渦巻く怒りと怨念は、今もなお、そこで暮らす者の心と体をじわじわと蝕んでいる。
表面上はただの住宅街の一角。
しかしその実態は、“現世とあの世”の境界がねじれた、恐るべき心霊スポットであると断じざるを得ない。
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