東大山大橋は、美しい自然を楽しめるはずの場所でありながら、自殺の名所として恐れられ、多くの心霊現象が語られている。今回は、東大山大橋のウワサの心霊話を紹介する。
東大山大橋とは?
東大山大橋(ひがしだいせんおおはし)は、鳥取県倉吉市関金町から鏡ヶ成へと続く大山環状道路上に位置する、全長170メートル、高さ45メートルの橋である。
深い渓谷に架かるその姿は、春の新緑や秋の紅葉が織りなす絶景を堪能できることで知られ、訪れる人々にとっては絶好の休憩スポットであった。
しかし、この場所には暗い影が潜んでいる。
多くの自殺者が命を絶ったことから「自殺の名所」としても知られ、現在では恐怖の心霊スポットとして語り継がれている。
東大山大橋の心霊現象
東大山大橋の心霊現象は、以下のように語られている。
- 空に浮かぶ女の子の霊が目撃される
- 橋の下から悲鳴のような声が聞こえてくる
- 橋の下に漂う霊が、仲間を求めて覗き込む人を引きずり降ろそうとする
空に浮かぶ女の子の霊
東大山大橋で最も多く語られるのが、「宙に浮かぶ女の子の霊」である。
夜間、この少女の霊が橋の中央付近に現れると言われており、その姿は儚くも恐ろしいものだ。
彼女は無表情のまま橋の上を漂い、時には目撃者の視線に気づいてこちらを見つめ返すという。
見てしまった者には強烈な恐怖感が押し寄せるとされる。
橋の下から聞こえる悲鳴
深夜、橋の上に立つと、下の渓谷から悲鳴やうめき声のような音が聞こえてくるという噂がある。
その声は絶え間なく響き、時にははっきりと「助けて」という叫び声に聞こえることもあるとされる。
この声を聞いてしまった者は、後に悪夢に悩まされるとも言われている。
覗き込む者を狙う霊
東大山大橋で最も恐れられているのは、「引きずり込もうとする霊」の存在である。
橋の下には無念の想いを抱えた霊たちが漂っており、上を歩く人々の中から仲間を探しているという。
橋の欄干から下を覗き込む者がいると、霊たちがその人を橋の下へと引きずり込もうとするのだ。
このため、遊び半分で橋の下を覗くことは決して許されないとされている。
東大山大橋の心霊体験談
ある男性が深夜に東大山大橋を訪れた際の話である。彼は心霊現象を確かめるため、カメラを持って橋の中央付近に立っていた。
すると、突然冷たい風が吹き抜け、背後から子どもの笑い声が聞こえてきた。振り返っても誰もいない。
恐る恐る橋の下を覗き込むと、かすかに白い手が伸びてくるのが見えた。
驚いて後ずさった瞬間、足元に重い感触を覚えたという。
急いでその場を離れた彼は、後に撮影した写真を確認したが、複数の写真に不自然な影やぼやけた顔が写り込んでいた。
東大山大橋の心霊考察
東大山大橋で語られる心霊現象は、数々の自殺者たちの霊が深い恨みや無念を抱えて橋の周囲を彷徨っていることに起因する可能性が高い。
特に、少女の霊や引きずり込もうとする霊の存在は、心霊スポットとしての恐怖をさらに強調している。
また、橋の高さや深い渓谷という地形的条件が、音の反響や視覚的な錯覚を引き起こし、心霊現象と誤認される要因とも考えられる。
しかし、無数の目撃談や体験談が語られていることから、単なる自然現象や錯覚では説明しきれない部分も多く、この場所の持つ闇の深さを感じざるを得ない。
東大山大橋は、美しい景観とは裏腹に、恐怖と不吉さが色濃く漂う場所である。
訪れる際は、軽率な行動を避け、十分な注意を払うことをお勧めする。
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