星の里公園は、美しい自然が広がる多目的公園である一方、過去の清明川工事で命を落とした作業員たちの霊が彷徨うとされる心霊スポットでもある。夜間にはざわめく気配や子供の霊の目撃、緑色の光が浮かぶなど、訪問者に不気味な現象を感じさせる場所として知られている。今回は、星の里公園のウワサの心霊話を紹介する。
星の里公園とは?
星の里公園は、茨城県稲敷郡阿見町に位置する広大な多目的公園である。
園内は芝生公園、桜の遊歩道、アジサイ園などで分かれ、季節ごとに美しい花々を楽しめる。
ウォーキングコースも整備されており、地元住民にとって憩いの場として親しまれている。
しかし、この公園には忘れられた歴史が潜んでいる。
大昔、清明川の河川工事中に堤防が崩壊し、数多くの工事人夫が命を落とした。
そのうち身元がわからない者は、現在の公園内にある塚に葬られたとされている。
この歴史的な背景から、星の里公園には心霊現象が頻繁に報告されるようになった。
星の里公園の心霊現象
星の里公園で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 人工土盛り周辺での子供の霊
- 夜間の人のざわめき
- 緑色に輝く光の目撃
- 白く光る人影と浮かぶ白い顔
人工土盛り周辺での子供の霊
公園の地図の下部に位置する人工の土盛りの周辺では、夜中になると子供の霊が現れるという話が広く伝わっている。
この霊は遊ぶような様子を見せ、まるで地上に埋もれた歴史に囚われているかのようだ。
近づくと姿を消すが、周囲に冷気が漂うとも言われる。
夜間の人のざわめき
夜遅くに公園を訪れると、どこからともなく多くの人が集まるようなざわざわとした人の気配を感じることがある。
公園の静けさを破るこの不気味な雰囲気は、かつて工事中に命を落とした人々の霊が未だに成仏できずに彷徨っているのではないかと言われている。
緑色に輝く光の目撃
園内の奥まった場所で、緑色に輝く光を見たという証言が複数寄せられている。
この光は一瞬だけ現れ、ふわりと消えてしまうため、目撃した者には強い印象を残す。
この現象は過去の亡者たちが、何かを伝えようとしているのではないかと噂されている。
白く光る人影と浮かぶ白い顔
白く光る人影が木陰に浮かび上がることがあり、さらには霧のような白い顔が浮かんで見えるとの報告もある。
この顔は怨念を感じさせる表情で見つめており、視線を合わせた者は体が凍りつくような寒気を感じるという。
この現象は、身元不明で塚に葬られた作業員たちの霊が今も浮かび上がっているのではないかと推測されている。
星の里公園の心霊体験談
ある訪問者は夜中に公園を訪れた際、人工土盛りの周囲で子供の笑い声を耳にしたが、周囲には誰もいなかった。
また、別の訪問者は、ベンチに座っていると背後に緑色の光が現れ、振り向くとそれは消えていたという。
また、公園の奥のアジサイ園で白い顔が浮かび上がり、目をそらした瞬間に消えたという体験をした者もいる。
星の里公園の心霊考察
星の里公園に現れる霊現象は、過去の清明川工事の悲劇が深く関係していると考えられる。
多くの工事人夫が命を落とし、身元不明のまま葬られた霊たちは、成仏できないまま公園内をさまよい続けているのではないか。
特に、夜間のざわめきや白い顔、緑色の光は、過去の無念を抱いた霊が何かを訴えかけている可能性がある。
また、子供の霊も、彼らの一部が過去に命を落とした名残とされており、訪問者に対して注意を促しているように思える。
星の里公園は、一見穏やかな多目的公園でありながら、闇の中には歴史の悲劇を引きずる霊たちがいると囁かれる場所である。
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