群馬県みどり市にある武尊神社(ほたかじんじゃ)は、かつては地域の守護神を祀る由緒ある神社だった。しかし現在では廃神社と化し、「呪いの廃神社」として心霊スポットの噂が広がっている。今回は、武尊神社(呪いの廃神社)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
武尊神社(呪いの廃神社)とは?
武尊神社は、かつて草木ダム建設の影響で現在の位置に移転された神社である。
元々は草木橋西付近の上草木集落にあり、ダム湖に沈む運命を辿るため、1973年に現在地に新設された。
神社内には「昭和48年11月 武尊神社新設記念」と刻まれた太鼓が残されており、その歴史の証人となっている。
移転後はコンクリート造の社殿と鳥居を備えた立派な神社であったが、地域の過疎化により氏子が減少し、次第に管理が行き届かなくなった。
御神体は宮司宅の仮宮に移され、神社は荒れ果てていった。
2007年、「ほんとにあった!呪いのビデオ 23」に取り上げられたことで、心霊スポットとして一躍有名になった。
その後、肝試しや荒らし目的の侵入者が相次ぎ、さらに荒廃が進んだ。
2018年頃には雑草が生い茂り、放置された状態であったが、現在ではバリケードや注意書きが設置され、立ち入りが厳しく禁止されている。
武尊神社(呪いの廃神社)の心霊現象
武尊神社で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 老婆の霊が現れる
- 誰もいないはずの太鼓が鳴る
- 写真に不可解な影や顔が写る
- 神社周辺で異常現象が起こる
- 帰宅後に高熱や不幸に見舞われる
これらの現象がどれほど恐ろしいものか、詳細に述べていく。
老婆の霊が現れる
最も有名な心霊現象は、神社の管理をしていたとされる老婆の霊の目撃談である。
肝試しに訪れた若者が動画を撮影した際、境内に老婆の姿が映り込んでいたという。
その後、この若者たちは帰宅途中に謎の事故で命を落とした。事故現場は、老婆が命を落としたとされる場所だった。
誰もいないはずの太鼓が鳴る
神社内の太鼓が、誰もいないにもかかわらず鳴り響くという報告が多い。
特に深夜になると音が大きくなることがあり、その場に居合わせた者は恐怖のあまり逃げ出すという。
この音を聞いた者は、しばらく不運に見舞われるとも言われている。
写真に不可解な影や顔が写る
訪問者が撮影した写真には、不可解な影や人の顔が写り込むことが多い。
これらの現象は、霊的な存在がこの場所に根付いていることを示しているのではないかと噂されている。
神社周辺で異常現象が起こる
神社手前のヘアピンカーブでは、女の子の霊が目撃されるという話がある。
また、訪問後に高熱を発する、急に体調を崩すなどの報告が多い。
これらの現象は、神社に宿る何らかの霊的エネルギーの影響と考えられている。
武尊神社(呪いの廃神社)の心霊体験談
あるカップルが神社を訪れた際、老婆の霊を目撃。その後、彼らは帰り道で謎の事故に巻き込まれた。
また、別の訪問者は写真撮影後に精神的な不調に陥り、自殺寸前に追い込まれたという。
さらに、神社近くで撮影された写真には、赤い霧のようなものが映り込んでおり、撮影者はその後連絡が取れなくなったという話もある。
武尊神社(呪いの廃神社)の心霊考察
武尊神社が心霊スポットとして恐れられる理由には、廃神社特有の孤独感と霊的エネルギーの蓄積が関係している。
草木ダム建設という歴史的背景や、神社を守る存在として語られる老婆の霊が、この地に特別な雰囲気を作り出しているのだろう。
神社の廃墟化により、心ない訪問者による破壊や霊的エネルギーの乱れが、怪奇現象を引き起こしている可能性も否定できない。
武尊神社(呪いの廃神社)は、現在立ち入りが厳しく制限されている。興味本位での訪問は控え、地域や神社への敬意を持つことが求められる。
この場所にまつわる心霊話は、恐怖と謎が交錯する興味深い一面を持つ
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