神戸市北区、六甲有料道路沿いにひっそりと佇むホテルFairy。この廃墟となったラブホテルには、大量のお札が貼られているという異様な噂がある。過去にどのような出来事があったのかは不明だが、内部を探索した者の映像には、はっきりと“女性の霊”が映り込んでいたという報告もある。今回は、ホテルFairyにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテル fairyとは?

ホテルFairyは、兵庫県神戸市北区に位置するラブホテルである。
六甲有料道路沿いに建ち、3階建ての中規模ホテルとして営業していたが、2012年4月から2013年9月の間に突如閉業したとされる。
外観は年月を経て劣化しつつも、バリケードで囲まれ管理されているため、比較的きれいな状態を保っている。
しかし、内部には異様な光景が広がっている。「御札が大量に貼られている」という噂があり、何らかの怪異がこのホテル内で起こった可能性を示唆している。
また、このホテルのある裏六甲エリア自体が心霊スポットとして知られ、「首なしライダー」や「白い車に乗ると幽霊が同乗する」といった怪異が囁かれている。
そのため、ホテルFairyの心霊現象も、立地に起因するものではないかとも考えられている。
ホテル Fairyの心霊現象
ホテルFairyの心霊現象は、
- 女性の霊の目撃情報
- 探索者の映像に映る謎の影
- 深夜に聞こえる足音とうめき声
- 御札が貼られた部屋での怪異
である。以下、これらの怪異について記述する。
女性の霊の目撃情報
ホテルFairyを訪れた探索者たちの間で、最も多く報告されているのが「女性の霊」の目撃談である。
廃墟の奥に進んだ者が、鏡に映る自分の姿の横に、黒い影のようなものを見たという証言がいくつもある。
さらに、ある動画配信者が撮影した映像には、白い服を着た長髪の女性が、一瞬カメラの隅に映り込んでいたという。
探索者の映像に映る謎の影
ホテルFairy内部の映像には、時折不可解なものが映り込むという。
特に、2階の客室付近では、誰もいないはずの場所に人影が映ることがある。
また、ある探索者が撮影した動画には、暗闇の中から何者かが覗き込むような白い影がはっきりと確認できるものもあった。
深夜に聞こえる足音とうめき声
ホテルFairyに忍び込んだ者の多くが、「誰もいないはずの館内で足音を聞いた」と証言している。
特に、建物の奥の部屋や廊下では、ハイヒールのような音が響き渡ることがあるという。
さらに、時折、かすかに聞こえるうめき声のようなものが、探索者の背筋を凍らせる。
御札が貼られた部屋での怪異
ホテル内の一部の部屋には、壁一面に御札が貼られている。
その異様な光景を目にした探索者は皆、急激な寒気や体調不良に襲われるという。
ある者は、部屋に足を踏み入れた途端、耳元で「帰れ……」というかすかな囁きを聞いたと証言している。
また、スマホのカメラが急に動かなくなり、機械の不調を訴える者も多い。
ホテル Fairyの心霊体験談
ある心霊探索者の証言によれば、深夜1時ごろにホテルFairyを訪れた際、廊下の奥からヒタヒタと足音が聞こえてきたという。
その場にいた全員が静まり返る中、突如、廊下の向こうから白い影がスッと現れ、すぐに消えた。恐怖のあまり、その場を逃げ出したという。
また、別の探索者は、御札が貼られた部屋に入った瞬間、息苦しさを感じ、急に意識が遠のきそうになったと語る。
その後、撮影した写真には、不可解な黒い影が映り込んでいた。
ホテル Fairyの心霊考察
ホテルFairyにまつわる心霊現象の原因は、いくつかの可能性が考えられる。
ホテル内部で過去に何らかの事件があった可能性
ホテル内の御札の存在は、何か強い怨念を鎮めるためのものであった可能性が高い。
過去にホテル内で事故や事件が起こり、その影響で怪異が発生しているのかもしれない。
裏六甲の土地が持つ霊的影響
ホテルFairyがある裏六甲は、古くから数々の心霊スポットが点在する場所である。
「首なしライダー」や「白い車に乗ると幽霊が現れる」といった話が伝えられており、この地域全体が霊的に不安定な土地である可能性も考えられる。
ホテルFairyの怪異も、この土地の影響を強く受けているのではないか。
探索者の恐怖心による影響
廃墟探索に訪れる者の多くは、既に「この場所はヤバい」という先入観を持っている。
そのため、心理的な影響で幻覚や幻聴を引き起こしている可能性もある。
しかし、実際に映像に女性の姿が映り込んでいるという報告がある以上、単なる思い込みでは説明がつかない。
結論として、ホテルFairyの怪異は、単なる噂ではなく、実際に霊的な何かが存在する可能性が高い。
このホテルの内部に何が潜んでいるのか、それを知るにはさらなる調査が必要だ。
しかし、訪れた者の多くが奇妙な体験をしている以上、ここが「ただの廃墟ではない」ことだけは確かである。
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