滋賀県大津市に存在する「ホテル祇園」は、心霊スポットとして知られる廃ホテルである。かつて栄えたこの場所は、現在では荒れ果て、恐怖の噂が絶えない。特に6号室は「恐怖の扉」と呼ばれ、数々の怪異が報告されている。今回は、ホテル祇園のウワサの心霊話を紹介する。
ホテル祇園とは?

ホテル祇園は、滋賀県大津市木の岡町に位置する廃ホテルである。
県道558号線西近江路沿い、琵琶湖の西岸近くにあり、かつては宿泊施設として営業していた。
開業時期は1972~1975年頃とされ、当時は南側にもう一棟の建物が存在していた。
しかし、1990年代に営業を終え、2000年までに南側の建物は解体された。
その後、廃墟となり、不気味な噂が広がるようになった。特に6号室は異常現象が頻発することで知られ、「恐怖の扉」と称される。
2018年には何らかの工事が開始されたものの、内装撤去程度に留まり、2022年時点でも建物と看板は現存している。
現在は完全に朽ち果て、異様な雰囲気を醸し出している。
ホテル祇園の心霊現象
ホテル祇園の心霊現象は、
- 6号室に入ると体調が急激に悪化する
- 4つの扉のうち1つだけ開き、その部屋で怪奇現象が起こる
- 6号室に足を踏み入れた瞬間、首が熱くなり手足が震える
- 室内に入ると、録音機器に不可解な「キーン」という音が入る
- 施設周辺の店舗が次々と倒産し、経営が続かない
である。
6号室に入ると体調が急激に悪化する
「恐怖の扉」とされる6号室に足を踏み入れた者は、突然の頭痛、吐き気、極度の寒気に襲われるという。
特に胃のあたりに異様な冷気を感じる者が多く、まるで何かが腹部にまとわりつくかのような感覚を味わうらしい。
4つの扉のうち1つだけ開き、その部屋で怪奇現象が起こる
ホテル祇園には複数の部屋が存在するが、現在はほとんどの扉が固く閉ざされている。
しかし、6号室だけは何故か開いており、その部屋に足を踏み入れると異変が起こると言われている。
6号室に足を踏み入れた瞬間、首が熱くなり手足が震える
部屋に入ると、まず首筋に異常な熱を感じる。次第に手足が震え始め、得体の知れない恐怖が全身を支配する。
これを体験した者は皆、「とにかく部屋から逃げたくなる」と語っている。
室内に入ると、録音機器に不可解な「キーン」という音が入る
心霊スポットでは電子機器の異常が発生しやすいと言われているが、ホテル祇園でも例外ではない。
録音機を持ち込んだ者によると、無音のはずの空間に「キーン」という金属音のような異音が記録されていた。
しかし、その場では何も聞こえなかったという。
施設周辺の店舗が次々と倒産し、経営が続かない
このホテルが廃墟になった後、周辺の店舗も次々と閉店していった。
近隣の飲食店や商業施設が短期間で潰れることが続き、この土地には何かしらの因果があるのではないかと囁かれている。
ホテル祇園の心霊体験談
録音機に入った謎の音
実際にホテル祇園を訪れた者が録音を行った際、現場では何も聞こえなかったにもかかわらず、後で再生すると「キーン」という高音のノイズが確認された。
この現象は、他の心霊スポットでもよく報告されるものの一つであり、何らかの霊的な影響を受けた可能性がある。
周辺施設の経営者が次々と変わる
かつてこの地域で働いていた者の証言によると、近隣の店舗が異常な頻度で閉店し、経営者が入れ替わるという。
この土地に悪い霊気が流れているのではないかと考えられている。
ホテル祇園の心霊考察
ホテル祇園にまつわる怪異は、単なる偶然とは思えないほど数多く報告されている。
特に6号室に集中している点から、この部屋に何かしらの因縁がある可能性が高い。
また、ホテルの近くには「木の岡レイクサイドビル」と呼ばれる幽霊ビルが存在していた。
このビルは日本初の爆破解体が行われたことで知られており、その跡地には不穏なエネルギーが残っていると言われている。
この地には古くから霊道が通っているという噂もあり、琵琶湖の水脈と相まって悪しき気が溜まりやすいのではないかと推測される。
さらに、ホテル周辺の商業施設が短命である点を考えると、単なる心霊スポットとしての枠を超え、この地域全体に何かしらの霊的な影響が及んでいる可能性がある。
現在もこのホテルは廃墟のまま放置されており、心霊スポットとして訪れる者が後を絶たない。
しかし、ここで異変を体験した者は数知れず、決して軽い気持ちで足を踏み入れるべきではない。
コメント