徳島県鳴門市にある廃墟「ホテルニュー鳴門」。断崖絶壁に建つその姿は、訪れる者に不安と恐怖を与える。このホテルは、かつて観光スポットとして多くの人々に利用されていたが、現在は廃墟と化し、心霊スポットとして有名である。今回は、ホテルニュー鳴門にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテルニュー鳴門とは?
ホテルニュー鳴門は、1970年代に徳島県鳴門市の鳴門スカイライン沿いに建設された観光ホテルである。
当時の観光ガイドによると、和室12室、洋室2室の計14室を備え、最大76名の宿泊客を収容可能であった。
また、大広間や会議室も併設され、団体利用にも対応していた。
しかし、有料道路だった鳴門スカイラインの利用者が減少したこと、火災などの問題が重なり、1990年代後半に閉業。
2000年代初頭には完全に廃墟となった。現在では建物の老朽化が進み、ガラスが割れ、階段や壁面の崩落が確認される危険な状態である。
ホテルニュー鳴門の心霊現象
ホテルニュー鳴門で語られる心霊現象は以下の通りである。
- 写真を撮ると必ずオーブが写る
- 自殺した女性の霊が現れる
- 経営者の霊が建物内を彷徨う
- 浴室内の異常な寒気
- 物音や人影の目撃
これらの噂が広まり、地元のみならず全国的に心霊スポットとして知られるようになった。
写真を撮ると必ずオーブが写る
このホテルでは、訪れた者が写真を撮影すると、高確率でオーブ(光の玉)が写り込むとされている。
また、動画撮影中に霊が映り込むという噂もあり、心霊好きの間で「霊が撮れる場所」として有名である。
自殺した女性の霊が現れる
火災後、このホテルでは経営難から自殺したとされる女性の霊が目撃されている。
特に浴室や階段付近での目撃例が多く、その姿を見た訪問者が体調不良や恐怖を訴えることもある。
経営者の霊が建物内を彷徨う
一部では、ホテルの経営者が火災の後に自ら命を絶ったという噂がある。
その霊が未だ建物内を彷徨っているという話が広まり、建物内で物音や人影が確認されることがあるという。
浴室内の異常な寒気
地下にある浴室は、昼間でも異常に寒く、霊感の強い人が訪れると「何かがいる」と感じる場所だとされている。
この浴室では、空き缶が突然転がる音や、水の滴るような音が聞こえるという報告がある。
物音や人影の目撃
建物内では、誰もいないはずの場所から足音や物音が聞こえることがある。
また、窓辺に人影が立っているのを見たという目撃談も多く、廃墟の不気味さを際立たせている。
ホテルニュー鳴門の心霊体験談
友人の異変と消えた連絡
友人が突然意味不明な言葉を発し始めた。
友人4人で訪れた際、1人が突然体調を崩し、意味不明な言葉を発し始めた。
急いでその場を離れたが、その後もその友人と連絡が取れなくなり、不安を抱えている。
浴室での異常体験
昼間に訪れた際、地下の浴室に入ると突然寒気が襲い、呼吸が苦しくなった。
友人の1人は吐き気を訴え、その場を離れると症状は収まった。
写真に写る無数のオーブ
夜に建物の入り口で撮影した写真に、無数の丸い光が写り込んでいた。
撮影者は霊感がないため特に気にしなかったが、後日写真を見た友人が「これはオーブだ」と指摘した。
ホテルニュー鳴門の心霊考察
ホテルニュー鳴門で報告される心霊現象は、その多くが訪問者の心理的要因や廃墟という環境が引き起こす錯覚によるものかもしれない。
しかし、写真や動画に記録されたオーブや霊の姿は、説明がつかない部分も多い。
また、火災や経営者の自殺といった噂は具体的な証拠がないため、都市伝説の域を出ない。
一方で、訪問者の体験談は一貫して恐怖を感じた内容であり、この場所に漂う異様な雰囲気は何かしらの霊的な影響がある可能性を示唆している。
老朽化が進むこの廃墟は非常に危険であり、訪問には十分な注意が必要である。
また、心霊スポットとしての興味本位での立ち入りは避け、歴史や背景に敬意を払うことが重要である。
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