このホテルは1980年代から1994年頃まで営業していたが、火災により営業停止となり、現在ではその面影もなく廃墟となっている。しかし、その跡地には今もなお、数々の心霊現象の噂が絶えない。今回は、神奈川県相模原市にかつて存在した「ホテルサンヒルズ相模湖」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ホテルサンヒルズ相模湖とは?
ホテルサンヒルズ相模湖は、地上5階、地下2階建てのリゾートホテルとして、相模湖の美しい景観を楽しむことができる施設であった。
しかし、1994年頃に起きた火災が原因で、営業を停止し、その後解体された。
火災による被害は甚大で、建物の大部分が焼失し、経営も立ち行かなくなったため廃業に至った。
特に悲劇的な出来事として、オーナーであった女性が経営の失敗や火災によるダメージに絶望し、ホテルの駐車場で首吊り自殺を図ったという噂がある。
この事件をきっかけに、ホテルサンヒルズ相模湖は「呪われたホテル」として地元で恐れられるようになった。
現在、地上部分の建物は完全に取り壊され、地下の駐車場のみが残されている。
跡地にはかつての繁栄を思わせるものは何も残っておらず、訪れる者には不気味な静寂だけが広がっている。
ホテルサンヒルズ相模湖の心霊現象
ホテルサンヒルズ相模湖では、以下の心霊現象が報告されている。
- 女性の霊が目撃される
- 窓から見下ろす霊
- 地下駐車場での怪奇現象
- 白い人影の目撃
これらの心霊現象は、心霊マニアや肝試しに訪れる若者たちの間で広まり、「絶対に行ってはいけない場所」として恐れられている。
女性の霊が目撃される
オーナーの女性が首吊り自殺をしたと言われる駐車場では、夜になると白い服の女性がさまよう姿が見られるという。
彼女は駐車場を歩き回り、時には訪問者に向かって手を伸ばしてくることもある。
この姿を目撃した者は、その恐怖から動けなくなり、次の日も彼女の夢にうなされるという。
窓から見下ろす霊
廃墟となる前、ホテルの各階の窓から見下ろす霊が度々目撃された。
この霊は、宿泊客であった自殺者の霊であるとされ、じっと外を見つめるその姿は、まるで何かを待っているかのようであったという。
建物が解体された今でも、その場所に近づくと、窓のあった位置に同じ霊が立っていると感じる人も多い。
地下駐車場での怪奇現象
ホテルの地下駐車場は、唯一建物の一部が残されている場所であり、ここでの怪奇現象が多く報告されている。
深夜になると、地下駐車場から重い足音や物を引きずるような音が聞こえるという。
また、ここでは白い影が見えることもあり、その影は訪問者の後をつけてくることがあるという。
ホテルサンヒルズ相模湖の心霊体験談
ある訪問者は、友人と共にホテル跡地を訪れた際、地下駐車場で白い影を目撃した。
影はじっと彼らを見つめ、動くことなくその場に立ち尽くしていたという。
恐怖でその場を離れた彼らは、帰宅後もしばらくの間、夢の中で同じ白い影を見続けることになったという。
また、別のグループは、窓の無いはずの場所から何者かに見られているような視線を感じ、足がすくんで動けなくなった。
彼らがその場所を離れようとした時、背後で女性の声が「助けて…」と囁いたという。
ホテルサンヒルズ相模湖の心霊考察
ホテルサンヒルズ相模湖の心霊現象は、火災による悲劇的な出来事と、オーナーや宿泊客の無念が深く関わっていると考えられる。
特に自殺したオーナーの霊は、ホテルが繁栄していた頃の栄光を取り戻すことができなかった無念を今も抱え、その場所に縛られているのかもしれない。
また、ホテルの窓から見下ろす霊や地下駐車場の白い影は、建物の解体後もその場所に残る「記憶」として、今もなお訪れる者たちに恐怖を与えている。
心霊スポットとしての評判が広まった結果、多くの若者がこの場所を訪れ、その恐怖を体験しているが、決して軽い気持ちで近づくべきではないだろう。
この場所には、過去の悲劇が刻み込まれ、今もなお暗い影を落とし続けている。
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