伊藤○ビルのウワサの心霊話

山口県山陽小野田市にある伊藤○ビルには、かつて学習塾の生徒が自殺したという話や、屋上から複数人が飛び降りたという噂が残っている。今回は、伊藤○ビルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。


伊藤○ビルとは?

伊藤○ビル近くの電話ボックス

伊藤○ビルは、山口県山陽小野田市の小野田駅から徒歩1分という好立地に建つ中層ビルである。

かつては学習塾や商店などが入居していたが、次第にテナントが撤退し、現在では障害者支援施設や酒屋、隣接する床屋などが細々と営業しているのみである。

周囲は駐車場に囲まれ、駅前であるにもかかわらず、どこか人の気配が希薄である。

その静けさが、むしろ異様な空気を醸し出しているのがこのビルの特徴である。


伊藤○ビルの心霊現象

伊藤○ビルの心霊現象は、

  • 4階のトイレでは、塾の生徒が首吊り自殺をしており、その場が“危険”と噂されている
  • 西側の階段に何かが出るとされ、地元では「近づくな」と言われている
  • 目の前の電話ボックスからビルを眺めていると、突然電話が鳴ることがある
  • その電話に出ると“何かが起こる”と言われているが、詳細は誰も語らない

である。以下、これらの怪異について記述する。

かつて学習塾がいくつも入居していたこのビルは、時を追うごとに不可解な出来事が増え、やがてすべての塾が撤退した。

最も恐れられているのは4階のトイレである。

ここでは、ある男子生徒が自殺を図り、その後、他の塾生たちが「誰もいないはずの個室からノック音が聞こえる」「背後に視線を感じる」といった現象を語っていた。

屋上もまた忌まわしい。複数の飛び降り自殺が発生しており、夜になると屋上の縁に人影が立っているのを目撃したという報告が後を絶たない。

さらに、西側の階段は日中であっても異様な雰囲気を放ち、「通ると背中を引かれる感じがする」「足音が増える」といった声が寄せられている。

ビルの真正面に設置された電話ボックスも、不気味な話の一端を担っている。

その電話ボックスから伊藤○ビルを見つめていると、突然ベルが鳴る。

その電話に出た者は、直後に無表情となり、口をつぐむという。何が起こるのかを問うても、誰一人として答えないのだ。


伊藤○ビルの心霊体験談

ある利用者が夜にビル近くの電話ボックスに立ち寄ったところ、誰かが後ろから肩を叩いた。

しかし振り向いても誰もおらず、ふとビルの屋上を見ると、闇の中にぼんやりと佇む影がこちらを見下ろしていたという。

また別の人物は、昼間にもかかわらず西階段を上っている最中に足元が急に冷たくなり、振り返ると階段の途中に女のような姿が座っていたと語っている。

声をかけようとした瞬間、その姿は煙のように掻き消えたという。


伊藤○ビルの心霊考察

このビルにおける心霊現象の特徴は、「自殺」と「呼びかけ」に関わるものが多いことである。

飛び降りや首吊りという自死の記憶がこの建物に染みついており、その強烈な念が空間そのものを異常化させている可能性がある。

特に注目すべきは、外部に設置された電話ボックスの存在である。

本来ならば無関係であるはずのその設備にまで“何か”が干渉しているという点に、このビルがもはや建物単体ではなく、土地全体を巻き込んだ“場”としての霊的現象になっていることが窺える。

声なき呼びかけ、姿なき視線、立ち去れという無言の圧力――このビルに入り込んだ者は、必ず何かしらの異常に触れる。

それは“偶然”ではなく、“必然”であるのかもしれない。


伊藤○ビルの地図

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【管理人】狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。