上曽峠では、白い服の女性や老婆の霊が現れるという心霊現象が噂され、特に真夜中に頂上付近での目撃例が多い。ガードレール下で過去に発見された女性の遺体が、現在も霊として峠に留まり、訪れる人々に不気味な視線や冷気を感じさせているとのことである。今回は、上曽峠のウワサの心霊話を紹介する。
上曽峠とは?
上曽峠(かみそとうげ)は、茨城県の八郷町と真壁を結ぶ古い峠道である。
周囲を山々に囲まれた細く曲がりくねった道で、霧がかかりやすく、視界が悪くなることが多い。
長い年月をかけて多くの旅人が行き交ったこの峠は、昔から不気味な出来事や心霊現象が噂されている。
また、20年ほど前には、上曽側のガードレール下で女性の遺体が発見されたという事件も発生し、それ以来峠は「霊の通り道」として知られるようになった。
地元の住人も、この峠は夜中に通ると異様な雰囲気が漂っていると語る。
昼間でも薄暗く、独特の静けさが支配するため、心霊現象を信じていない人でも足を踏み入れると寒気を感じると言われている。
上曽峠の心霊現象
上曽峠の心霊現象は、
- 真夜中に頂上付近で見られる真っ白な女の霊
- 夜中に峠道をさまよう老婆の幽霊
- 不可解な声や足音が聞こえる
- ガードレール付近で感じる強い視線
である。上曽峠の心霊現象の中でも特に恐ろしいのは、真夜中に頂上付近で現れる「白い女の霊」である。
この霊は、全身真っ白な服を纏い、遠くからじっと見つめるような姿で立っているという。
ある目撃者は、車のライトに照らされてもなお姿がはっきりと見えたが、進んで近づくと次第に姿が薄れて消えてしまったと証言している。
また、別の心霊現象として「老婆の霊」が出没することも有名である。
この老婆の霊は、山道の脇で何かを探しているように立ち尽くしているが、近づくと無表情で見つめ返してくるという。
目撃した人によれば、目をそらすこともできないほど強烈な視線を感じたという。
また、遠くでかすかに笑い声が聞こえることもあるが、それが老婆の霊によるものかは定かではない。
さらに、この峠では深夜になるとガードレール付近で奇妙な視線を感じることがあるという。
特に、20年前に女性の遺体が発見された場所では、無数の視線が背後から刺さるように感じられるという噂がある。
ある者はそこを通過した際、急に車内が冷え込み、背中にゾッとするような冷たい感触を覚えたと話している。
上曽峠の心霊体験談
あるドライバーの話によると、真夜中に上曽峠を通りかかった際、車のライトに白い服を着た女性が映り込んだ。
慌ててブレーキをかけたが、再び確認するとそこには誰もいなかったという。
また、別の体験者は、峠の頂上付近で老婆が立っているのを見かけたが、車をゆっくり進めるとその老婆がこちらをじっと見つめていたため、急いで通り過ぎたという。
後に聞いた話では、その付近で何年か前にガードレール下で女性の遺体が見つかったとのことで、彼はそれを思い出して恐怖に震えたという。
また、八郷町の地元住民も、上曽峠には決して夜中に近づかないと話す者が多い。
過去には友人たちと肝試しで訪れた者もいたが、帰り道で突然車のエンジンが止まったり、謎の冷気が車内に満ちたという証言もあり、それ以来訪れないようにしているとのことである。
上曽峠の心霊考察
上曽峠の心霊現象は、20年前の事件に関連している可能性が指摘されている。
特にガードレール下で発見された女性の遺体は、地元住民にも衝撃を与えた。
霊的なエネルギーが強く残っており、その場で成仏できずにさまよっているのかもしれない。
霊媒師によると、山中の霊的エネルギーが強い場所は、霊が集まりやすいとのことだが、上曽峠もまさにその一つであるとされる。
また、老婆の霊についても、多くの目撃証言があることから、ここに怨念が残っているのではないかと考えられている。
峠道という閉ざされた空間は、霊がさまよいやすいとされ、ここを通る者に何らかの感情を伝えようとしている可能性がある。
上曽峠は、長い歴史の中で数多くの悲劇が積み重ねられてきた場所であり、その重みが今なお残っているのかもしれない。
上曽峠は、多くの心霊体験が報告されているが、地元住民や訪問者にとっても、決して軽視できない場所である。
興味本位での訪問は避けたほうが良いとされ、特に深夜に峠を通過することは慎むべきだと考えられている。
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