久伊豆神社は、歴史ある神社でありながら、さまざまな心霊現象が報告される場所としても知られている。今回は、久伊豆神社のウワサの心霊話を紹介する。
久伊豆神社とは?
埼玉県越谷市に位置する久伊豆神社は、古くから地域の守護神として崇敬されてきた。
創建は鎌倉時代とされ、戦国時代の合戦や江戸時代の大名行列など、長い歴史の中で多くの出来事を見守ってきた神社である。
本殿には家内安全や商売繁盛を祈願する参拝者が多く、境内には県指定天然記念物の古木も立ち並ぶ。
また、拝殿裏手には第二次世界大戦中に建立された南洋神社をしのぶ遥拝殿があり、その独特な雰囲気が訪れる者に神聖さと共に不思議な感覚をもたらす。
久伊豆神社の心霊現象
久伊豆神社には以下のような心霊現象の報告がある。
- 夜の参道を行進する大名行列の侍たちの霊
- 本殿近くの池の岩に立つ白い和服姿の女性の霊
- 赤門付近で目撃される謎の子供たちの姿
- 拝殿周辺で囁かれる不気味な声
- 参道を歩くと背後から感じる視線や気配
これらの現象は特に霊感の強い人々に顕著に感じられ、訪れる者に強い恐怖感を与えている。
大名行列の侍たちの霊
夜中に久伊豆神社を訪れると、石畳の参道を裃(かみしも)を身にまとった侍たちが、大名行列さながらに行進している姿が目撃される。
彼らは無言のまま整然と歩き続け、参拝者に全く関心を示さない。
まるで江戸時代の過去の記憶が今も生き続けているかのようである。
白い和服姿の女性の霊
本殿近くの池の岩に、白い和服をまとった女性の霊が立っているという話もある。
彼女の髪型は、島田髷よりも簡素な古風なスタイルで、まるで時代劇の登場人物のような姿だという。
この女性は、深夜にひっそりと立ち尽くし、じっと遠くを見つめているとされる。
赤門付近で目撃される子供たちの霊
赤門の脇道を歩いていると、着物姿の女性の後ろを小さな子供たちがついて歩いている姿が見えることがあるという。
しかし、その姿は他の人には見えず、霊感のある人にしか見えないという。
まるで、どこか遠い場所へ向かう途中の親子のようだが、姿を見た者は異様な恐怖を感じると語る。
拝殿での不気味な囁き声
拝殿に参拝すると、低い声で「遊ぼう」と囁かれることがあるという。
この声は、夜遅くに神社を訪れた参拝者が特に感じるもので、心の中に直接語りかけられるような感覚を覚える。
このような現象を体験すると、参拝者は足がすくみ、しばらくその場を動けなくなるという。
背後からの視線や気配
参道を歩いていると、誰もいないはずなのに背後からじっと見られているような視線を感じるという。
この感覚は鳥居をくぐった瞬間から強まり、まるで何者かがその動向を監視しているかのようである。
久伊豆神社の心霊体験談
ある女性は、夜中に神社を訪れた際、参道を歩いていると、突然身体が重くなり、足が動かなくなったという。
その時、彼女は拝殿の前に白い和服の女性が立っているのを目撃し、すぐに恐怖でその場から逃げ出した。
別の男性は、赤門を通りかかった際、車の中で小さな子供たちが笑いながら彼の車を追いかけてくるのを見たが、バックミラーにはその姿は映っていなかったという。
久伊豆神社の心霊考察
久伊豆神社の心霊現象は、歴史的な背景や地域に根付いた伝承が影響していると考えられる。
古くからの守護神としての神聖な場所であると同時に、過去に多くの人々の思念が残っている場所でもあるため、そのような霊的現象が現れるのではないかとされる。
また、赤門の近くに現れる子供の霊については、水子の霊が母親と共にさまよっているといった話もある。
訪れる際は、敬意を持って接し、不要な刺激を与えないことが望ましい。
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