黒森山は、岩手県盛岡市と紫波町にまたがる山で、美しい自然景観が魅力の登山スポットとして知られている。しかし、ここでは過去の悲劇的な事件や心霊現象が多く報告されており、地元でも恐怖の場所とされている。今回は、黒森山のウワサの心霊話を紹介する。
黒森山とは?
黒森山(くろもりやま)は、岩手県盛岡市と紫波郡紫波町にまたがる標高837.3メートルの山である。
北上川の東側に位置し、朝島山や鬼ヶ瀬山とともに「乙部三山」の一つとして知られている。
この地域は、1943年まで金の採掘や精錬が行われ、多くの坑道が掘られた歴史を持つ。
山中にはその名残として鉱山跡や坑道が点在しており、歴史的な遺構としても知られている。
また、黒森山の途中には黒森大権現が祀られており、地元の人々から長年信仰を集めてきた。
特に山岳信仰の対象として古くから修験道の修行場としても利用されており、神秘的な雰囲気が漂う場所である。
山頂からは美しい景観が広がり、岩手山や盛岡市街、南昌山、赤林山を一望できるため、登山者に人気のスポットとなっている。
黒森山の心霊現象
黒森山の心霊現象は、
- 幼い姉妹の霊の目撃
- 遭難者の霊の出現
- 異常な音や気配を感じる
である。
幼い姉妹の霊の目撃
黒森山では、過去に家族で訪れていた幼い姉妹が山の中で行方不明となり、その後腐乱した遺体が発見されるという事件が起きた。
それ以降、特に山のふもとの神社付近で姉妹の霊が目撃されることが多い。
目撃された姉妹は、仲良く手を繋いで歩いているが、こちらに気付くと顔がぐちゃぐちゃに潰れた姿で近づいてくる。
もしも姉妹に捕まって話しかけられることがあれば、その者はあの世に連れて行かれると言われている。
姉妹の霊が現れた場合、すぐにその場を離れることが強く勧められている。
遭難者の霊の出現
黒森山では、過去に多くの登山者が道に迷い、命を落としたという報告がある。
霧が立ち込め、視界が悪化した状況で道に迷った登山者が遭難し、無事に助かることなく命を落とした。
これにより、登山道ではしばしば遭難者の霊が現れるという。
道を歩いていると、突然謎の人影が現れたり、ひそひそと声が聞こえたりすることがある。
これらは、遭難した霊が未練を残して山に彷徨っているのだろうと考えられている。
異常な音や気配を感じる
夜間に黒森山を訪れると、異常な音や気配を感じることが多いと報告されている。
何もない場所から足音が聞こえたり、女性のすすり泣き声が遠くから聞こえてきたりすることがある。
また、カメラや録音機器で記録しようとすると、何故か機器が正常に動作しなくなることがあり、この現象は心霊現象として恐れられている。
黒森山の神秘的な雰囲気と相まって、こうした異常な現象が訪れる者をさらに恐怖に陥れる。
黒森山の心霊体験談
実際に黒森山を訪れた人々の心霊体験談を紹介する。
姉妹の霊に遭遇した登山者
登山中、山のふもとの神社付近で、幼い姉妹の霊に出会ったという体験が語られている。
二人は仲良く手を繋いで歩いていたが、こちらに気づくと、急に顔がぐちゃぐちゃに崩れたように見え、恐怖で動けなくなった。
その後、姉妹の霊は近づいてきて、怖くてすぐにその場を離れたという。
道案内の霊に導かれた体験
霧が濃く立ち込めた日、道を迷った登山者が黒森山を訪れた。
途中で、人影を見かけたため、その後を追うと、突然その姿が消えてしまった。
振り返ると、道が見失われたことに気づき、その霊の導きに従って無事下山できたという体験談がある。
黒森山の心霊考察
黒森山で報告される心霊現象は、この地域にまつわる歴史的背景と深い関係があると考えられる。
特に、姉妹の霊や遭難者の霊は、山の過酷な環境や多くの悲劇的な出来事に起因するものと考えられる。
黒森山は長い歴史を持つ山であり、古くからの信仰や修験道の影響も色濃く残っている。
山岳信仰が活発だった時代の未解決の悲劇が霊的な存在として現れ、今でも登山者に影響を与えているのだろう。
また、夜間の異常な音や気配については、山の特異な地形や気象条件が関係している可能性もある。
しかし、実際に体験した者たちはその現象を心霊的なものと認識しており、黒森山は今なお恐怖の心霊スポットとして恐れられている。
訪れる際には慎重な行動が求められる。
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